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コラムEKISOBA

2017.04.04

【EKISOBA 16】 沼津駅ホーム 桃中軒

沼津駅は1889年(明治22年)東海道本線の開通にともない開業。その2年後の1891年(明治24年)に桃中軒は沼津駅で創業した。1934年(昭和9年)に丹那トンネルが開通するまでの約半世紀近く国府津〜御殿場〜沼津間は東海道本線であり1901年(明治34年)には複線化されている。

しかし1934年(昭和9年)丹那トンネルが開通し東海道本線は熱海〜沼津間のルートを通ることになった。それまで東海道本線であった沼津〜御殿場〜国府津間は御殿場線という地方線に格下げになった。戦争末期には資材不足で単線化されてしまった。

御殿場線は25‰の急勾配が続くため上り列車は沼津で補助機関車を連結していた。下りは国府津駅で連結した補助機関車を沼津駅で切り離していた。少しでも軽くするために優等列車に連結されていた食堂車も切り離された。

丹那トンネル完成後も1949年(昭和24年)までの15年間は電化されている丹那トンネルを通過するために蒸気機関車を電気機関車に付け替える作業が沼津駅で行われた。

東海道本線開通から60年間、多くの旅客が沼津駅で停車時間を過ごさねばならなかったのである。このことが沼津の観光産業に大いに影響を与えた。桃中軒はこの多くの旅客に駅弁を販売してきたのだ。ホーム上の駅そばが何時開店したのか詳らかではないが、店には誇らしげに「創業明治24年」と記されている。

350円の天ぷらそばを食べた。ナルトがダブルなのはサービスかな。典型的な駅の立ち食いそばです。これが良いのです。

※写真は筆者撮影です

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