博多駅筑紫口駅前、博多都ホテル建て替え「博多の新たなランドマークビルに」

博多駅筑紫口駅前に2019年、新たなランドマークが誕生します。商業施設とホテルが組み合わさる地上13階・地下3階の「近鉄博多ビル（仮称）」です。博多都ホテルを建て替えるかたちで生まれるこの新たなビルのコンセプトは、「緑と水と光のビル」。手がけるのは、近鉄不動産と近鉄・都ホテルズ。

両社は4月19日、その概要について発表。壁面や最上階には、水が流れ落ちる滝や緑を設置し、「見える滝」「見える緑」を演出。夜間も建物全体をライトアップし、にぎわいを演出。「海外からも注目されるビル」を目指します。

ホテルは、客室数約200室、客室面積は30平米超に。最上階には、レストランや日帰り入浴もできる屋外温泉スパや屋内浴場などを設置。ターゲットについて両社は、「国内外から観光目的で博多に訪れる客がメインターゲット。全室30平米超のゆとりある客室面積を確保し、全室洗い場つき浴室を設けるなど、上質でゆったりとくつろげる福岡のリーディングホテルを目指します」と伝えています。

また低層階には、都市型ホテルと調和する高級飲食店などの商業施設が設置される予定。地下階は、福岡市地下鉄空港線 博多駅コンコースと接続し、立体的な歩行者ネットワークを形成。地下駐輪場を整備することで地域の利便性の向上を図ります。

「福岡市の掲げる『アジアの交流拠点都市』形成に貢献すべく、新たなランドマークとなるビルを建設。優れた耐震性など、防災面にも配慮した計画に」と両社。開業時期は、2019年のラグビーワールドカップ開催前を予定しています。