京都と関空の間を手ぶらで行き来するスタイルは普及するか――。JR西日本とジェイアール西日本マルニックスは、4月22日から9月30日までの半年間、「手荷物配送サービス実証実験」に取り組むと発表しました。

同実験は、京都市の京都観光振興計画2020の「手ぶら観光の更なる推進」事業の一環。京都市内65のホテル、JR京都駅構内「Crosta京都」と、JR関西空港駅改札内「Crosta関空」の間でキャリーサービスを実施するというものです。

同サービスは、空港・駅・商業施設などで荷物の一時預かり、空港・駅・ホテルなどへ配送するというイメージ。こうした取り組みは、国土交通省が推進する「手ぶら観光」を受けて実施されています。目的は、訪日外国人旅行者などが、鉄道駅などで大きな荷物を持ち運ぶ不便を解消するためです。京都では、手ぶら観光共通ロゴマークを5事業者7か所で掲出しています。

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実施事業者はジェイアール西日本マルニックス。営業時間は8〜20時。手荷物は、京都市内ホテル・JR京都駅「Crosta京都」に10時までに集荷した場合、JR関西空港駅で午後4時以降に引渡し。JR関西空港駅に14時までに集荷した場合、京都市内ホテルで午後8時以降に引渡します。料金は手荷物1個当たり2000円。

受け付けは、日本語のほか、英語・中国語も対応。拠点には8〜16時の間、通訳コンシエルジュも配置します。