佐賀市を経由し、福岡市と長崎市を結ぶ新たな整備新幹線、九州新幹線 西九州ルート。その武雄温泉と長崎の間が一歩前進しました。国土交通省は、整備新幹線の建設をすすめる鉄道建設・運輸施設整備支援機構の申請を受け、同区間の工事実施計画について認可しました。今回のおもな認可内容は次の3点です。

「軌道、電気、信号・通信、車両検修などの開業設備を追加」
「武雄温泉駅で新幹線と在来線との間で対面乗換を行うための施設を追加」
「工事費を約5009億円に変更」

九州新幹線 西九州ルート 武雄温泉~長崎間の67kmは、東海道新幹線や東北新幹線、九州新幹線などと同じく標準軌で建設。同区間には、嬉野温泉(仮称)駅、新大村(仮称)駅、諫早駅などの途中駅のほか、袴野架道橋や俵坂トンネル、千綿川橋りょう、第2本明川橋りょう、久山トンネル、新長崎トンネルなどが設置されます。

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2017年4月1日現在、用地買収率96%、工事着手率99%。2022年の開業をめざします。