京王電鉄調布駅
※写真は京王電鉄ホームページより

2008年(平成20年)の夏まで、京王電鉄の調布駅は地上駅だった。工事が始まり、一旦橋上駅舎になったりしたが2012年の夏、地下駅に切り替えられた。調布駅自体は2014年頃には完成形になったが、元々線路が走っていた地上部分での工事は続いている。

さて、何ができるのか?

ADVERTISEMENT

と通る度に眺めていたが、このほど京王電鉄から新たに3棟の商業ビルが発表された。それによれば旧地上線の新宿側にA館が建てられる。A館は街の玄関口としてファッション・雑貨・食品・カフェ・レストランなどの専門店が誘致される。地上5階、敷地面積は約4000㎡。

A館
※写真は京王電鉄ホームページより

B館は南駅前広場の西側、新たに大手家電量販店がオープンする予定だ。地上4階、敷地面積は約1700㎡。

B館
※写真は京王電鉄ホームページより

C館は現在のパルコの西側、「映画のまち 調布」を表象するシネマコンプレックスがオープン予定だ。調布駅から多摩川方面に行けば「にっかつ撮影所」「大映撮影所(2004年から角川大映スタジオ)」という古くからの映画撮影所がある。成城の東宝撮影所や、かつては特撮で有名だった狛江スタジオ(現存しない)も比較的近くにある。地上5階地下1階、敷地面積は最も広い約6200㎡。

C館
※写真は京王電鉄ホームページより

全体のコンセプトは「結ぶ」。「街を結ぶ」「人を結ぶ」「緑を結ぶ」。

1日の平均乗降客数がほぼ1万2千人という調布駅のこれからが楽しみだ。