トップ画像は、屏風浦駅に進入する下り列車。エアポート急行新逗子行。撮影日が2020年1月19日なので新逗子行になっています。しかし下手くそなカメラマンですが、フールプルーフのコンパクト・デジタルカメラでここまでキレイに写ります。太陽光は偉大だなぁ。

上大岡駅を出た下り列車、周囲を見る限りは「谷底」を走行している様な感じでした。「7」番トンネルに入りました。かなり長いトンネルでした。やはりトンネルが長かった分、駅間もあって上大岡駅から2.2kmで屏風浦駅です。相対式ホーム2面2線。

ここから【駅ぶら】カットになります。上りホームから浦賀方面を見ています。太陽光が当たる部分と日陰とではコントラストが強過ぎてコンデジには不得意な場面になります。

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こちらは品川方面。この駅まで乗って来た普通品川行が出て行きました。

駅名標。この駅も湘南電気鉄道が黄金町駅~浦賀駅間を開業した1930年(昭和5年)に途中駅として作られました。開業時は「屏風ヶ浦駅」でした。当初は駅所在地から森駅とする予定でしたが、北海道函館本線の森駅(1903年/明治36年開業)が既にあったため採用されませんでした。

昭和20年代に、現在の屏風浦駅に改められました。他の湘南電気鉄道開業駅と同様に京浜電気鉄道、大東急を経て京浜急行電鉄の駅になっています。1964年(昭和39年)駅舎が改築されました。アジアで初めてのオリンピックが東京で開催された年です。1991年(平成3年)駅舎が再び改築されました。

階下に降りて改札口を出ます。

改札口の横には駅員さんが兼務する合理的な「Keikyu St2」が設置されています。

駅前は広場になっています。

駅前広場から東を見ると京急ストアの向こうに環状2号線が見えます。右手前には交番。

反対の西側も環状2号線に出ます。

西側の、道を環状2号線まで歩いてみました。「屏風浦駅入口」という交差点になっていて、ガードの上を京急本線が通っています。右が品川方面になります。

屏風浦駅という駅名から筆者は、風光明媚な海浜を想像していましたが、駅の出来た頃はさておき、現在の海岸線は、駅から東に1kmくらい離れています。駅の周囲には海を感じさせるモノは何もありません。ちょっとガッカリしました。

【駅ぶら03】京浜急行63 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)