撤去工事の範囲

平成29年7月九州北部豪雨により被災したJR日田彦山線の添田駅~夜明駅間は、令和2年7月16日の第6回日田彦山線復旧会議にて、バス高速輸送システム(BRT)による復旧が決定。添田駅~彦山駅間は一般道を走行、彦山駅~宝珠山駅間はBRT専用道となります。

添田町はこのほど、町内各駅の将来像を思い描く中で、彦山駅の現駅舎撤去を決定。築80年が経過し老朽化した駅舎を将来にわたって維持し続けるのが困難であること、駅舎の基礎まで撤去すればホームまでの段差がなくなり利用しやすくなること、駅前広場も広く活用できることなどを理由として挙げています。

駅舎撤去後は「桜を残した整備、イベントスペースや大型バスなども駐車できる駐車場としての利用も可能な広さの駅前広場の整備、既存の休憩所と一体となるような待合所の整備」など、添田町とJR九州で協力しながら『魅力ある彦山駅』となるための整備を計画していくとのこと。

彦山駅の整備イメージ

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JR九州は2021年3月から順次工事を進め、2021年4・5月頃に駅舎撤去工事、6月頃に駅舎基礎・ホーム撤去工事を実施。7月以降に駅舎跡地を作業ヤードとして活用しながらBRT専用道工事を進める予定です。

工事スケジュール ※工事の進捗状況等により変更となる場合があります

鉄道チャンネル編集部
(画像:添田町、JR九州)