モバイルPASMOのキャッシュバックキャンペーンのビジュアルイメージ

首都圏私鉄の交通系ICカード・PASMOを運営するPASMO協議会は、スマートフォン(携帯端末)をPASMOとして使う利用客が、100万人を突破したことを明らかにした。

スマホをPASMO化するモバイルサービスでは、2020年3月18日に「モバイルPASMO for Android」、次いで同年10月6日に「Apple PayのPASMO」がスタート。サービス開始から1年足らずで、スマホ普及も追い風になって利用客数が大台に乗った。

PASMO協がモバイル普及に力を入れるのは、キャッシュレス社会到来の流れに乗って、利用促進を図る狙い。PASMOを買い物利用などで、現在の「PASMOは電車に乗れる便利なカード」から、もう一段のイメージアップを目指す。

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PASMO協は、新入社員や新入学生が鉄道を利用し始める年度替わりに合わせ、キャッシュバックキャンペーンを企画。2021年3月15日~4月23日に、新しく「Apple PayのPASMO」を利用し、期間中に5000円以上の定期券新規購入や移行(スマホへの取り込み)、交通・電子マネーを利用すると、期間終了後にセブン銀行のATM受け取りを通じて、1000円分の電子マネーを進呈する。

PASMOをめぐる話題では、多摩都市モノレールが2021年3月13日から「Apple PayのPASMO」「モバイルPASMO」の定期券発売事業者に参加。従来からの多摩モノレールと他社線の連絡定期券に加え、多摩モノレール単独のPASMO定期券もiPhoneやAndroidスマートフォンで購入できるようになった。

文:上里夏生
(画像:PASMO協議会)