鉄道車両のニュースで目にする「快適性」って何? 東京メトロの「快適な環境づくり」を見る【コラム】
昔車いすスペース、今フリースペース
メトロの車両で、導入が進むのが車端部のフリースペースです。従来は車いすスペースでしたが、最近はベビーカーや大きな荷物を持った利用客にも歓迎され、車両新造時はもちろん、既存車両のリニューアル時にも座席を撤去してフリースペース化しています。
フリースペースの工夫が、横方向のヒップレスト。立ち席客のために、手すりと腰乗せを一体化しています。
フリースペースが車両のどこにあるか分かりやすく表示したのが、日比谷線の13000系電車以降で採用する車いすとベビーカーのピクトグラム(絵文字)。有楽町・副都心線に最近登場したばかりの17000系の場合、地色を薄い黄色、絵文字を黒という、いわゆる警戒色にして視認性を高めました。