※2021年4月撮影

トップ画像は、日豊本線上臼杵駅ホームの下り佐伯行電車。右に国道217号線。標識には佐伯まで28kmとなっています。ホームはカーブに沿っています。線路にカントが付いているので電車は傾いています。

駅舎改札口には使用済みきっぷ回収箱。ここも水色。右の赤いベンチが強烈です。

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※2021年4月撮影

駅近くにある『男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』(1982年/昭和57年)のロケ地、福良天満宮にある招霊赤猫社(おがたまあかねこしゃ)の赤でしょうか? マドンナ役の田中裕子さんと沢田研二さん(ジュリー)はこの映画が縁で結婚しました。余談ですが、サントリーのタコハイのTVCMを思い出しました。田中裕子さんが「タコが言うのよ」って1983年のアレです。私が社会人になった年でした。

ホームから駅舎を見下ろします。瓦屋根が良いですね。左の幟(ノボリ)に「商売繁盛 赤猫根性」などと書かれていますから招霊赤猫社の「うすき赤猫まつり」関連でしょうか。

※2021年4月撮影

スロープの両側には花が咲いています。綺麗ですねぇ。

※2021年4月撮影

降りたことはありませんでしたが、何度かこの駅を通った時にも眼にした駅名標。もちろん、お隣の臼杵駅にもあります。2018年(平成30年)5月に臼杵市が設置しました。インスタ映えすると若い女性に人気だそうです。天使は臼杵市の観光プロモーション「う♡プロジェクト」が2021年のバレンタインデーに合わせて追加したものです。

※2021年4月撮影

普通の駅名標もあります。イラストは「五重塔」ですが、有名な龍原寺の塔は三重の塔です。

※2021年4月撮影

上臼杵駅は、1917年(大正6年)鐵道院によって設置されました。国鉄分割民営化後、2015年(平成27年)に駅は無人化。

単式ホームが日豊本線の北側にあります。使われている部分が嵩上げされているホーム上に待合室。

※2021年4月撮影

ホームから木造駅舎東側。こちらにも真っ赤なベンチがあります。右の葉桜には、まだ桜の花が咲いています。

※2021年4月撮影

ホームに上がる階段から斜めに木造駅舎。下ノ江駅にも飾られていた「臼杵市 日豊本線 百年木造三駅舎」の幟(ノボリ)があります。

※2021年4月撮影

下り電車が入ってきました。トップ画像は、この電車のフォローです。

※2021年4月撮影

臼杵市の「日豊本線 百年木造三駅舎」は素晴らしい取組です。下ノ江駅、熊崎駅、そしてこの上臼杵駅、木造駅舎が保存されていてとても嬉しく思いました。

(写真・文/住田至朗)

※木造駅舎などJR九州さんの許可をいただいて撮影しています。

※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)他を参照しています。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。