大津線の短歌は21文字!?

ここからは、地元ファンが京津線や石山坂本線の魅力を披露するトークセッション「京阪石山坂本線沿線の魅力を語る」をご紹介。沿線住民を中心に構成する「大津の京阪電車を愛する会」のメンバーが、地元目線で大津線の魅力を語りました。

コーディネーターは、「青春21文字プロジェクト」の木村浩一さん。プロジェクトでは、鉄道や車窓風景を共通テーマに短歌を募集します。三十一文字(みそひともじ)の短歌は21文字ではありません。実は、21は京阪石山坂本線の駅数。鉄道への深い思いが伝わってきます。

プロジェクトの優秀作品は、
「イヤホン壊れて車窓からセミの声、夏を知る」
「ホームの先に見える空 離れる今日が一番青い」
など。滋賀県知事賞や大津市長賞の表彰もあります。

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木村さんは「電車から生まれたこの活動、交通を入り口、文化・文芸を切り口、観光を出口に、滋賀県発の独自文芸として心豊かなまちづくりにつなげたい」と張り切ります。

大津線の四季をレンズで切り取る

雪景色や実りの秋を走る京阪大津線(石山坂本線)をレンズでとらえた、たけひろさんの力作

木村さんの案内で、詩情あふれる大津線を写真で紹介したのが「たけひろさん」(ハンドルネーム)。ブログで鉄道写真を数多く発表しています。

大津線沿線を区切り、「北の坂本方面は田園風景も見られる」「中央の湖岸沿いは琵琶湖を埋め立てて建設」など、歴史にも触れながら、石山坂本線の魅力を語り掛けました。