首都圏と四国の鉄道がコラボ(京成、伊予鉄グループ)

松山線搭乗客向けに空港第2ビル駅・成田空港駅で配布されるチラシ(イメージ) 画像:京成電鉄

次の話題に移る前に、成田空港で見つけた「鉄道コラボ」の小ネタを一題。京成電鉄と愛媛県の伊予鉄グループが2020年3月から始めた、両社コラボの利用促進策は今春から3年目に入ります。両社の間を取り持つのは、スプリング・ジャパンと同じJAL系LCCのジェットスター・ジャパン。成田―松山線を運航します。

首都圏の国内線航空会社は、大手と中堅が羽田、LCCは成田と、発着空港を分けます。東京(上野、日暮里)から成田へは京成、成田から松山へはジェットスター、松山空港から松山市内へは伊予鉄バス、市内の移動は伊予鉄の電車がつなぎます。

伊予鉄で鉄道ファンの多くが訪れる聖地・高浜線大手町駅。鉄道と軌道(路面電車の大手町駅前停留所)が平面交差(ダイヤモンドクロス)します(筆者撮影、2019年)

成田発松山行きの場合、空港ラックにあるコラボチラシを持参すればOK。松山空港インフォメーションでチラシをみせてフリーきっぷ「ALL IYOTETSU Pass」を購入すると、空港店舗などで割引特典を受けられます。

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鉄道ファンには要注目の特典も。伊予鉄グループが運営する伊予鉄高浜線沿線の梅津寺公園には、夏目漱石の「坊っちゃん」に登場するSLと客車が展示されます。Passを提示すれば、公園入場料が無料になります。

もちろん逆コースもあり。松山発首都圏行きの場合、チラシを持参すればスカイライナー券が割引になります。