外観は「碧いしぶき」

「HYBARI」1号車正面顔

「HYBARI」の外観の特徴と言えるのは、この鮮やかな青色。燃料電池の化学反応から生まれる水を碧いしぶきと大地を潤すイメージでとらえ、スピード感と未来感を持たせています。

ロゴデザインは春の訪れを告げる鳥の「ひばり」から。新しいエネルギー源を使った鉄道車両、新しい息吹を呼び込むという意味も込められているそうです。

車体側面の「HYBARI」ロゴデザイン
屋根上の水素貯蔵ユニット。水素タンクを固定バンドでユニットフレームに5本固定して1ユニットとし、2号車の屋根上に4ユニット搭載(写真は1号車寄りの2ユニットを写したもの)。合計で20本の水素タンクを搭載しています。
水素貯蔵ユニットから供給された高圧水素は一度「屋根上配管ユニット」で燃料電池装置の稼働に適した圧力に減圧され、写真の「床下配管ユニット」へ送り込まれます。「床下配管ユニット」は減圧された水素を燃料電池装置に供給するための配管系統を主としたユニットです。
2号車床下の燃料電池装置。燃料電池2つを1箱にまとめ、合計2箱搭載しています。燃料電池で電力を発生させる際に生成される水は、この装置から車外に放出されます。