※2009年9月撮影

トップ画像は、青森県のへじ駅。

青森駅から東北本線八戸行で野辺地駅に来ました。東北新幹線開通前なので第三セクターの青い森鉄道ではなく東北本線。青春18きっぷで乗れた時代です。

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※現在は、青森駅から八戸駅間青春18きっぷでの通過できる特例が設けられています。野辺地駅のみ下車可能。

青い森鉄道になってからの野辺地駅、2019年(平成31年 5/12から令和元年)。撮影したのは、4月ですがまだ雪があります。野辺地駅が東北本線ではなく青い森鉄道の駅になったことで大湊線(58.4km)は、JR東日本で唯一自社の他路線に接続していない飛び地路線になっています。

※2019年4月撮影

2009年(平成21年)の鉄道旅では大湊線で下北駅に下車。2009年(平成21年)に完成した新しい駅舎。

下北駅は、1939年(昭和14年)旧国鉄大畑線の開業時に分岐駅として設置されました。大畑線は、国鉄再建法で第1次特定地方交通線に指定され1985年(昭和60年)下北交通大畑線に転換、運行されていましたが2001年(平成13年)廃止。

※2009年9月撮影

路線バスで45分、恐山に来ました。筆者のいる部分は雨が降っていますが、山の方は晴れていて虹がかかっています。恐山の虹。不思議な気分になりました。

※2009年9月撮影

火山噴火でできたカルデラ湖の宇曽利山湖。湖底から硫化水素が噴出し湖水は強酸性です。そんな強い酸性でも生息できる特異な宇曽利湖ウグイ1種類だけが棲んでいます。普通のウグイと異なりエラに酸性でも生息できる特殊な進化が見られるそうです。

※2009年9月撮影

日本三大霊場恐山菩提寺。イタコは夏と秋の大祭時しか店を出しません。左側に虹が見えています。何やら恐山観光みたいになってしまいましたが、筆者は鉄道旅で駅以外に行くことは極めて稀なので御宥恕ください。

※2009年9月撮影

大湊線の終点大湊駅まで行きました。この翌年、2010年に駅舎はリニューアルされます。

※2009年9月撮影

2019年4月に大湊駅前のホテルに泊まりました。朝の駅は雪が降っていました。

※2019年4月撮影

大湊駅から野辺地駅に戻り東北本線で八戸駅。駅前の居酒屋カウンターで独酌していたら地元のお爺さんに声をかけられました。ロシアに売春ツアーに行ってロシア人の若い娼婦がすごい美人だったとたいそう御機嫌でした。君もいくべきだ!と何度も言われました。

実は筆者も2009年5月にロシア、サンクトペテルスブルグのエルミタージュ美術館に絵を見に行って来たのですが・・・話題が違い過ぎて話せませんでした。

翌日は八戸線で久慈駅、三陸鉄道で盛駅まで一気にゆく列車に乗りました。途中宮古駅からJR釜石駅まではJR山田線を走行。

盛駅からは大船渡線で気仙沼駅。東日本大震災前なので大船渡線のこの区間も気仙沼線も鉄路の上を走っていました。筆者の母親(93歳で健在です)と同じ昭和4年(1929年)生まれの木造駅舎。現在気仙沼駅は改修されて駅舎前にはアプローチゲートが建っています。

※2009年9月撮影

気仙沼駅からキハ40系で前谷地駅。大正14年(1925年)に建てられた木造駅舎です。

※2009年9月撮影

現在も駅舎は変わっていないと思います。

※2009年9月撮影

前谷地駅からは石巻線で石巻駅、仙石線に乗り換えて仙台駅。東北本線で黒磯駅。黒磯で最後の一泊。翌日は4月11日になったので青春18きっぷの期間は終了しました。黒磯駅から実費で武蔵小金井駅まで帰りました。青春18きっぷの鉄道旅Vol.2は、5日間で2057km、流石にケツが少々磨り減りました。(笑)

※使用している写真は筆者がプライベートな旅で撮った古いスナップです。

※タイトルは『木造駅舎』となっていますが、厳密に「構造として木造建築」の駅舎だけをとりあげているワケではございません。あくまでも筆者が気に入った駅舎を恣意的に選ばせていただいています。外観が明らかに木造建築と異なる場合でも、煩雑を避けるためタイトルは【木造駅舎カタログ】のまま進行いたします。悪しからずご了承ください。

※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)他を参照しています。

※鉄道撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいているものです。鉄道を撮影する時は感謝の気持ちを伝えましょう。ありがとうございます。

(写真・文章/住田至朗)