「いまこの瞬間に起きていることを友だちや家族とシェアできる楽しいアプリ」とうたい、世界じゅうで愛されているスマートフォン向け写真共有アプリ「Snapchat」(スナップチャット)。

この Snapchat を運営する、アメリカ カリフォルニア州 Snap は、Snapchat ユーザーのZ世代コミュニケーション・つながり・消費の各スタイルについての変化を調査した。

Snap が昨年、Snapchatユーザーを対象に調査したところ、Z世代が持つ消費力は4兆4千億ドルにのぼることがわかり、同社はことし2022年はさらにZ世代のSnapchatユーザーが持つ購買力とコミュニケーション方法について、16か所の市場における1万9000人以上を対象に詳しく調査した。

注目は、アイデンティティ・コミュニケーション・コマース・つながり

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今回の調査では、Snapchatユーザーの特徴となるユニークな行動と、とくにZ世代で見られる特徴を4つの大きなカテゴリ(アイデンティティ/コミュニケーション/コマース/つながり)に分けて着目。

調査で判明したZ世代の特徴として、ホンモノであることに価値を置くだけでなく、拡張現実(AR)を利用して、人々のつながりやショッピングの仕方を変容させていることがわかった。

彼らが大事にする価値観が明らかに

直近2年間を見ると、SnapchatユーザーとZ世代に大きな変化はないが、自分の姿を表現する方法は変化してきている。

幸福への配慮、人間関係を大事にする、楽しさといった価値観が中心的に。

これらの価値観は、友人だけでなく、ブランドや広いコミュニティとの関わり方にも影響を与えている。

ありのままの自分を魅せるアイデンティティ

人々が自由にその瞬間を生き、自分らしくいられる場所でありたいと考えているスナップチャット。

そんな世界中のSnapchatユーザーたちは、自分らしさに価値を置き、まわりからの期待といったプレッシャーがあっても、ありのままの自分でいることを重要視しているという。

よりクリエイティブでインタラクティブなコミュニケーション

現代はまさにビジュアルコミュニケーションの時代。その先頭を走るのがSnapchatユーザーとすれば……。

Z世代の95%が友人とメッセージをやり取りするさいに、何らかのビジュアルコミュニケーションを利用したことがあると回答。

この世代は、コミュニケーションを再定義し、よりクリエイティブでインタラクティブな方法で自分を表現し、楽しみながら人とのつながりを深めている。

すべてのスナップが、彼らの人生で起こったことを共有するツールといえる。

Snapchatで買い物、彼らのコマースのトレンドは?

より没入感のある体験を期待しているZ世代。Snapchatユーザーは、購入前から購買意欲を高めたり、ARで商品を試着したり、友人や家族と相談しているのも特長。

店舗に出向くのが面倒なときでも、友だちの都合が悪いときでも、スナップチャットでショッピングをすれば、より便利でソーシャルな体験ができる。

スナップチャットは、Z世代が購入したお気に入りの商品をシェアしたり、ショッピングするためのプラットフォームの第1位となっているのも事実。

ブランド自身も新しく革新的に……つながり

Z世代は、友人関係、ブランド、広いコミュニティに、意義やガイダンスを顕著に求めている。

Snapchatユーザーは、より強い人間関係を築き、よりクリエイティブでより便利な方法で人とつながることができる。

これは、ブランド自身も新しく革新的な方法でユーザーとつながるべきだという考え方を意味している。

実際、Z世代の約半数は、ARレンズ/フィルタを使用することで、ブランドとの結びつきをより強く感じられると回答している。

Snapchat は「全体として、スナップチャット世代は、ありのままの自分を見てもらいたいと願い、世界をより良い場所にしたいという価値観、前向きな希望、願望を持っている、非常にパワフルでユニークなオーディエンス」と今回の調査結果を受けてコメント。

「彼らは、自分たちがいる場所でつながりを持ってくれる信用できるブランドを求めている」とも Snapchat は考察していた。

◆Snapchat
https://www.snapchat.com/l/ja-jp/download