兵庫デスティネーションキャンペーン推進協議会とJR西日本は、来年の「兵庫デスティネーションキャンペーン(兵庫DC)」に先駆け、今年の7月から9月にかけて「兵庫デスティネーションキャンペーン プレキャンペーン(兵庫プレDC)」を開催する。

「兵庫テロワール旅 ―私の感動、その先へ。―」をキャッチコピーとする兵庫プレDCでは、「WEST EXPRESS 銀河」初の福知山線運行(城崎温泉行)や、観光列車「うみやまむすび」運行、「シースピカ」「boh boh KOBE号」による特別クルーズ、お得なきっぷの発売などが予定されている。

中でも鉄道ファンの間で注目を集めるのは、サロンカーなにわを使用する団体臨時列車「兵庫テロワール旅号」だ。運転日は2022年9月3日(土)・4日(日)。運行区間は姫路~(播但線経由)~城崎温泉・香住・浜坂で、往路が浜坂行、復路が姫路行となっている。竹田城の散策や途中停車駅でのおもてなしなどを組み込んだ列車ツアーが日本旅行から発売される。

国鉄時代に14系客車を改造して作られた欧風の豪華客車「サロンカーなにわ」。お召列車としても使用されたことがある

ADVERTISEMENT

兵庫プレDCの実施主体は、県、観光関係団体、事業者など39団体からなる「兵庫デスティネーションキャンペーン推進協議会」。キャンペーン展開エリアは兵庫県全域。「テロワール」は「土地の個性」を意味する言葉で、兵庫五国(摂津・播磨・丹波・但馬・淡路)の風土に育まれた「食」や、歴史・文化・産業に根差した本物の「体験」が味わえる、質を重視したコンテンツを用意するという。

(※本文中の写真はいずれもJR西日本提供)