島根県松江市の宍道駅を起点に、広島県庄原市の備後落合駅まで、81.9km。急カーブと急勾配が続く中国地方随一の山岳ローカル線―――木次線。

キハ120形で宍道駅を発つと、その急勾配や急カーブはすぐにやってくる。

宍道湖沿いの宍道駅を出発して6分後、最初の駅が、「もはや秘境駅」の南宍道駅。この時点で高度は40mほど上がってる。

南宍道駅のホームも10パーミル勾配の途中にある↓↓↓

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宍道方面をみると、宍道にむけて10パーミルで下っている。

ちなみに宍道~南宍道の間は約4km。その4kmで40m上がるから、平均的な勾配は10パーミル。

ホームからみえた光景が、これ↓↓↓

なんと、駅の真下に新しい家を建てている。その先にポツンと一軒家。ポツンポツンと。

ホーム出入口の木次方には、25パーミルの勾配標!

南宍道駅は、ホームと待合上屋だけの無人駅だから、駅と公共空間の境目がわからない。

駅の山側にある石州瓦の民家へと続く道は、踏切などなく「危険です 鉄道用地に入らないでください JR米子支社」という看板が立っている。

さらに、この道をまっすぐにすすむと……↓↓↓

なんと! 急勾配 線路沿いの公民館! いいテレワーク場所を発見!

ここ、金山下公民館。

ベンチやブランコもあって、ここで25パーミルの勾配を行く気動車をみながらテレワークができる!

左の線路は25パーミル勾配。手前から奥へむかって上り。この原っぱにベタ座りしてノートPC開くのもいいし、ブランコに乗ってぼーっとしてもいい。

ここはお弁当と水筒をいっしょに持って、ゆっくり過ごしたい

―――たとえば宍道11:19発 備後落合行き1449Dで南宍道へ。

この公民館でお弁当やコーヒー・紅茶、ビールなどを広げて、1時間ほどランチ&半分テレワーク。

12:22にやってくる宍道行き1452Dで、再び宍道へ戻る……っていうストイック&ヒーリング時間も、ガチで非日常で、いいかも。

◆島根の時間 まとめ
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