2022年10月に運賃を大幅値下げ 創立50周年迎えた北総鉄道 ニュータウンの足として、空港アクセス鉄道として【コラム】
ほぼ全列車が京成と直通運転
話を戻して、北総鉄道の営業路線は北総線一本。起点の京成高砂で京成本線と接続、ほぼ全列車が京成線と相互直通運転します。
京成も、京成高砂―成田空港間51.4キロを成田スカイアクセス線と称するため、空港特急「スカイライナー」で上野(または日暮里)から成田空港に向かう航空旅客に、北総鉄道を利用したという意識はないはずです。
スカイライナーは京成、北総、千葉ニュータウン鉄道、成田高速鉄道アクセス、成田空港高速鉄道という5つもの鉄道にまたがって運行されます。こうした複雑怪奇(別に怪奇ではありませんが)な理由、それは千葉県営鉄道、成田新幹線、空港開港後の京成とJRの乗り入れといろいろあるわけですが、紹介はまたの機会に。
車窓に続くメガソーラー
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北総線沿線で一種独特な光景が広がるのが、西白井―印旛日本医大間。幅10~20メートルの広大な掘割の真ん中を複線の北総線が一直線に走ります。
広大な用地は本来、成田新幹線が走るはずでした。かつての新幹線用地は現在、延長約10キロものメガソーラー発電所になっています。
私は北総線の車窓に延々続く太陽光発電パネルを見ているうち、半ばジョークですが、「100年後には日本遺産」なんて思ってしまいました。