「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」

JR四国は2022年8月30日、観光列車「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」の土佐くろしお鉄道「ごめん・なはり線」での運転を再開すると発表しました。

運転日は2022年10月7日(金)~12月23日(金)の毎週金曜日。昼は高知 12:00発 → 奈半利 14:35着の「煌海(きらめき)の抄」、夕方は奈半利 15:18発 → 高知 17:57着の「雄飛(ゆうひ)の抄」として運転します(土日祝日は高知~窪川駅間を運転します)。

車内で提供する食事については、「高知駅→奈半利駅」の「煌海の抄」の内容が変更になります。これまでは「立志の抄」と同内容の食事が提供されていましたが、今回の3か月間は「煌海の抄」限定メニューとして「ひがしこうちの彩り御膳」が提供されます。なお、食事を注文される方は別途「食事予約券」の事前購入が必要になります。

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乗車には運賃のほかに特急料金、グリーン料金が必要で、運賃は高知~安芸駅間が1,180円、高知~奈半利駅間が1,340円。特急料金が960円、グリーン料金が2,140円必要です。

※安芸駅では降車のみ可、「雄飛の抄」では安芸駅からは乗車できません。
※こどもの運賃・特急料金は大人料金の半額、グリーン料金は大人・こども同額です。

「ごめん・なはり線」では乗車率7~8割を記録

「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」が土佐くろしお鉄道「ごめん・なはり線」に初めて乗り入れたのは2021年10月のこと。2021年10~12月にかけて実施された観光キャンペーン「四国DC」の一環として運行されたもので、この頃は旅行商品として発売されていました。

その後、2022年4~6月にも再度「ごめん・なはり線」へ乗り入れており、この時から特急券・グリーン券の一般販売が行われるようになりました。旅行商品を買わなくとも、駅のみどりの窓口などできっぷを買って乗車できるようになったのです。

今回の発表では「ごめん・なはり線」の乗車実績も明らかにされました。JR四国によれば、2021年10月~12月は計13日間の運転で乗車率85.7%(896人)を記録。2022年4~6月は計12日間で77.1%(833人)でした。