鉄道BIG4のダーリンハニー吉川正洋さんらが全国鉄道をぶらりひとり旅して回る。そんな「新・鉄道ひとり旅」も185回目を迎えます。スカパー!「鉄道チャンネル」(Ch.546)での初回放送は2022年9月3日(土)夜10時から。今回の舞台は「乗りたい列車があるんです」(by吉川さん)という東武日光線です。

東武日光線は埼玉県の東武動物公園駅と栃木県の東武日光駅を結ぶ鉄道路線。鉄道ファンならずとも、昔から国鉄と日光観光を巡ってライバル争いを繰り広げていた路線としてご存知の方も多いでしょう。2006年からはJRと東武の直通運転も始まりましたが、すぐそばにある東武日光駅とJR日光駅を見ると、かつての両社の競合関係に思いを馳せずにはいられません。

今回の旅路は終点である東武日光駅からスタート。かつて日光軌道線を走っていた保存電車の前で写真撮影するなど、駅周辺の観光をちょっとだけ楽しんでから、吉川さんが「乗りたい列車」へ向かいます。何となく予想の付く方もいらっしゃるでしょうか。そう、昨年秋から定期運行が始まったSL大樹「ふたら」です。

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SL大樹「ふたら」は東武日光~下今市駅間や東武日光~下今市~鬼怒川温泉駅間を運行するSL列車。東武日光駅に転車台がないことから、必ずディーゼル機関車(DL)を連結しています。実物を目の当たりにした吉川さんによる「C11 207」の「カニ目」の解説や(上の写真の前照灯の位置をご覧ください)、客車や展望デッキで飛び込んでくる自然の風とSLの匂い、JRと東武のライバル関係のお話などを聞いていると、一緒に旅をしているような気分になれますね。

東武日光線で最も気になる駅名は……?

SL大樹「ふたら」に乗って東武日光~下今市駅間の短い旅路を終えた吉川さん、今度はいつもの「ひとり旅」風に途中下車しながら浅草方面へと向かいます。鉄道ファン的には東武20400型やJR東日本の253系(元成田エクスプレス車両)などに出会えるのも東武日光線の良いところ。栃木・群馬・埼玉と一駅ごとに所在県が変わる区間などもあり、旅をしながらそうしたトリビアも挟んでいきます。

ところでこの路線、何気に難読駅名も多くないですか? 樅山駅や板荷駅、楡木駅……どう読んで良いのか分からない駅名がちらほらと。今回の旅路ではそんな駅の中でも「最も気になる駅」で吉川さんが下車し、線路沿いでリバティの撮影を狙うのですが……果たして吉川さんの言う「気になる駅」とは? ヒントは下の写真の中に!