※2022年8月撮影

トップ画像、新千葉駅から徒歩5分ほどの登渡神社。脇の出入口の所にならぶ石塔群。庚申塔などです。

左は、下部が欠けています。明和六年(1769年頃)と刻まれた石仏。右のものは安永(1772〜1781年頃)の文字が読めますが詳細は分かりません。

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※2022年8月撮影

左の智拳印を結んでいる大日如来像には明和六年の文字が読めます。その右は文政十年(1828年頃)が判読できる子安観音。そしてさらに右、邪鬼を足下に踏みつける青面金剛像。下部に三猿の庚申塔。脇に寛政(1789-1801年頃)と刻まれていました。一番右は神明講の石塔に見えましたが、日付などほとんど判読できず。

※2022年8月撮影

左は、サイドに天保十四年(1844年頃)と刻まれ、正面上部に日月らしきものも見えます。庚申塔でしょうか。中央は明らかに青面金剛が刻まれた庚申塔。元文二年(1737年頃)の文字が読み取れます。右は、明和六年(1769年頃)は判読できますが他が読めず。観音像ですが詳細は分かりません。

※2022年8月撮影

左の祠の中には二つの石塔。左の小さな石塔、右に文化十二年(1815年頃)、中央は「乗願法子」と読めますが不勉強な筆者には意味が分かりません。右の石塔には施主名が刻まれています。馬頭観音でしょうか。

※2022年8月撮影

正面からの写真では分からない石塔に刻まれた像の魅力が横から観ると分かります。

※2022年8月撮影

筆者は、庚申塔などの石塔がとても好きです。全国の駅や周辺の写真を撮る過程で多くの石塔を見たことでその奥深さに開眼しました。分からないことだらけですが少しずつ勉強しようと思っています。何よりも、石塔を残した人々の、決して楽ではなかったはずの営みが、同じ日本人として尊く懐かしく感じられるのです。

石塔群の横に大師堂。弘法大師を祀っているのかな。

※2022年8月撮影

神輿庫と拝殿の間を通って正面にゆきます。

※2022年8月撮影

次回は素晴らしい本殿を拝見します。

(写真・文/住田至朗)

※駅構内などは京成電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。