秩父鉄道の普通列車(写真:村上暁彦 / PIXTA)

秩父鉄道は2022年10月1日にダイヤ改正を実施します。

2018年10月に開業した新駅「ふかや花園駅」の目の前に、10月20日「ふかや花園プレミアム・アウトレット」がオープンすることから、本数を増やし利便性の向上を図ります。オープン時やバーゲンなどの繁忙期には臨時列車の運転も行われるということです。

ダイヤ改正のポイントは「ふかや花園駅」に急行列車を新規停車させること、熊谷~寄居駅間で大幅に増発すること。同区間の運転本数は平日92本、土休日94本となり、現行の運転本数と比較すると、それぞれ平日32本、休日36本の大増発に。

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さらに「長瀞」へのアクセス向上のため、羽生・熊谷~長瀞駅間折り返し列車を設定。一方で始発列車や最終列車の時刻変更、急行列車と一部区間の各停運転本数の見直しも行われます。

SLパレオエクスプレスの停車駅も変更

SLパレオエクスプレスの停車駅も変更になります。現在は熊谷・武川・寄居・長瀞・皆野・秩父・御花畑・三峰口に停車していますが、10月1日より停車駅を武川駅からふかや花園駅へ変更します。

なお、10月22日・23日・29日・30日、11月3日・4日・5日、6日の8日間については、「ふかや花園プレミアム・アウトレット」のオープンに伴いくだりの運行区間を寄居~三峰口駅間に変更。この期間だけ寄居~三峰口駅間でのSL指定席料金は不要とし、乗車券のみで利用できるようにします(ただし座席は同社の「SL予約システム」で予約する必要があります)。

駅ナンバリングも導入

変更される駅名標イメージ(画像:秩父鉄道)

今後のインバウンド需要回復を見込み、秩父鉄道では訪日外国人旅行者や初めて同社線を訪れる方により案内を分かりやすくするため、駅名看板の多言語化リニューアルや駅ナンバリングの導入なども行います。

導入時期は9月中旬以降で、駅ナンバリングは路線記号「CR」と数字2桁の駅番号を組み合わせたものとなります。

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