※2022年8月撮影

トップ画像は、御霊神社の参道石段。ちはら台北通りを渡ったので市原市から千葉市緑区に戻って神社は茂呂町にあります。

しかし、この日訪ねた、学園前駅の八劔神社、おゆみ野駅の白幡神社、熊野神社と石段で上る場所に神様が鎮座されていました。この御霊神社も長い石段。基本的に神様は高いトコロがお好きな様です。

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石段上がりました。ちょっと不思議な境内。参道が逆「くの字」です。

※2022年8月撮影

石灯籠の向こうに藤棚、その向こうに社殿があるのもかなり不思議な配置。

※2022年8月撮影

手水で手口を清めます。蛇口を回すと水道出ました。

※2022年8月撮影

社殿、神様にご挨拶。

※2022年8月撮影

調べると国立国会図書館デジタルコレクションの大正15年刊「千葉縣千葉群史」710ページに記載がありました。

「御霊神社 椎名村茂呂區の丘上に鎮座す。吉備文堂宮田麻呂火雷天神藤原基経を祀る。社殿間口二間半奥行三間境内百四十坪、氏子數三十六戸あり。」

茂呂村が成立した天正三年(1575年頃)からある古い神社ではないかと筆者は思います。しかし祭神がよく分かりません。吉備文堂宮田麻呂は吉備真備?藤原基経は史上最初の関白サマです。

※2022年8月撮影

500年近い歳月、神様はこの地に鎮座されているのでしょうか。

しばらくボンヤリしていると、不意に力のある「気」が満ちてきました。全く禍々しいものではありませんが、歓迎されている気配ではありません。

※2022年8月撮影

蝉時雨が耳を聾していますが、境内に生き物の気配を感じません。何かヘンです。閑寂を乱して神様の御機嫌を損ねてしまったのかな。

※2022年8月撮影

ちょっと申し訳ない様な気分で静かに石段を下ります。「神様お騒がせいたしました」と呟きながら。

※2022年8月撮影

石段の正面を真っ直ぐ行くのも悪くないな。でも人の気配が皆無なので何となく止めました。(笑)

※2022年8月撮影

元来た「キモ試しコース」で下界に戻ります。

※2022年8月撮影

次回は毘沙門天さまにご挨拶します。

(写真・文/住田至朗)

※駅構内などは京成電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。