なぜ路面電車の会社がうどん屋を――?

JR四国グループの「めりけんや」のようにグループ企業が飲食関係の事業を営んだり、逆に関西の水間鉄道のように、うどん屋などのチェーン店を運営する会社(グルメ杵屋)が親会社となるケースもありますが、フードホールに出店しますというのはなかなか聞かない話ではないでしょうか。

実は岡山電気軌道は両備グループの一員。コロナ禍で生活様式や働き方も変わるなか、新規事業を検討していたところへ、グループの「杜の街グレース」に飲食を中心としたテナント施設を開業するという話が出てきました。そこで「松田グループプレジデントより、うどん店をやらないかとの話があった」(岡山電気軌道担当者)とのことです。

名前の「たまうどん」は和歌山電鐵貴志川線の世界的なアイドル「たま駅長」に由来します。貴志川線はもともと南海電鉄の路線でしたが、2005年に岡山電気軌道が事業を引き継いだという経緯があり、今では両社とも両備グループの一員という関係です。そう考えると店名にも合点が行きますね。

「たまうどん」の名物?肉球かまぼこ

「たまうどん」ではご覧のような「肉球かまぼこ」も商品化しており、「世界的に有名なたま駅長に新たな商品が岡山からできることにより、岡山の食材をふんだんに使用したうどんを世界中の皆様に食べていただきたい」「将来的に和歌山でも展開できれば」(同担当者)という思いがあるようです。