大井川鐵道が2022年9月20日から行ってきた「蒸気機関車C56形135号機動態化プロジェクト」に要する資金調達のクラウドファンディング(CF)が11月末日に終了。4,283名、83,560,200円の支援金が集まりました。

同社としては初となるCFで、目標金額は1億円という鉄道界隈でも類を見ない大型案件でした。修繕期間(目標)は2023年1月から2025年12月。修繕には概算で3億円ほどのコストがかかる見込みで、その1/3に近い額を集めたことになります。

「今回、みなさまからお寄せいただきましたご支援は当該機の動態化のみならず、当社におけるSL列車運行そのものに対する熱い期待であるという認識を持つとともに、今後も持続的に SL 列車を運転し続ける責任を強く感じております」(大井川鐵道)

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「今回のクラウドファンディング開始直後、9月23日深夜から24日未明にかけて当社線は台風15号により大きな被害を受けました。以来、動態化への応援メッセージとともに被災に対する励ましのお言葉も多数いただきました。この場を借りて重ね重ね御礼申し上げます」(同)

CFはオールイン方式のため、大井川鐵道は目標額達成の有無にかかわらず動態化事業に取り組むこととなります。