※2022年6月撮影

トップ画像は、京成津田沼駅から徒歩5分ほどの菊田神社社殿。

茅の輪があります。「夏越の祓(なごしのはらえ)」です。夏が来るのですねぇ。ご覧いただいているのは師走ですが。(笑)

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※2022年6月撮影

手を清めます。

※2022年6月撮影

神様にご挨拶します。祭神は、大己貴大神(おおくにぬしのみこと)と藤原時平命。

※2022年6月撮影

藤原時平命は、平安前期の公卿。左大臣の時に右大臣菅原道真を太宰府に左遷したとされています。そして菅原道真の怨霊によって39歳で死んだというのが通説。実際は政治改革を行った能吏だったらしいのですが。天神様の仇役です。筆者は寡聞にして知りませんでした。

写真をはさみます。御神池。

※2022年6月撮影

神社の由緒によれば以下です。

「当神社は、久久田大明神として弘仁年間(810年代)頃から祭祀されていました。当時大明神は、久久田浦の入江に浮かぶ嶋に鎮座。

治承4年藤原師経、藤原師長一族郎党が左遷で相模灘を経て袖ケ浦に来た時海上が荒れたため久久田浦入江の嶋に避難し上陸。久久田大明神のおかげで無事だったと崇め奉り、この地を安住の地として祖先六十代醍醐天皇の御字延喜左大臣藤原時平命を合祀しました。後に一族は、三山の郷(現在の二宮神社鎮座の地)に移住したと伝えられています。〈中略〉

寶暦年間桃園天皇の御代に菊田大明神と改名。大正元年区内各町の八坂神社、金刀比羅神社、大山祇神社、水神社、稲荷社、雷神社を合祀。平成22年九月吉日 菊田神社」

この藤原時平命を祀る神社は極めて限られています。この菊田神社と、一族が移住した二宮神社。興味深いのは、江戸時代初期に八千代市内に「時平神社」が4社創建されているのです。全国におそらくこの6社だけです。筆者は、京成大和田駅の【駅ぶら】でこの時平神社4社をまわってエライ目に遭います。それは京成大和田駅の【駅ぶら】で・・・。(笑)

※2022年6月撮影

小さな祠がひっそりと佇んでいます。

※2022年6月撮影

長くなるので菊田水鳥公園は次回にご案内します。

(写真・文/住田至朗)

※駅構内などは京成電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。