20番線に設置された大開口可動柵(写真:JR東海)

JR東海は2022年12月8日、東海道新幹線新大阪駅の20番線への可動柵設置工事が完了し、同駅の全てのホームで整備が完了したと発表しました。

設置された可動柵は扉の長さが約5メートルと、片持ち構造(車輪なし)では国内最長のものとなりました(通常の可動柵は3.4メートル)。扉部をアルミ材から炭素繊維強化プラスチックへ変更することで、強度を確保しつつ最大限の軽量化を図り、扉長さの長大化を実現しています。

JR東海は安全性向上を目的とし、利用の多い「のぞみ」停車駅を対象に可動柵の設置を進めてきました。2015年度に東京駅・名古屋駅・京都駅、2017年度に品川駅・新横浜駅の整備が完了。今回の新大阪駅の設置工事完了をもって、東海道新幹線「のぞみ」停車駅における可動柵整備が完了しました。

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