※2022年8月撮影

トップ画像は、阿佐海岸鉄道阿佐東線の旧甲浦(かんのうら)駅。DMV(デュアル・モード・ビークル)化のスロープができていました。2014年(平成26年)9月に来たとき正面に見えていた駅舎は、スロープで見えなくなっています。

駅舎が見える場所に移動。駅舎がキレイになった!という第一印象です。というかDMV化によって、甲浦駅は道路運送法のバス停留所となり、鉄道事業法では信号場です。駅舎(正確には何と呼ぶのでしょうか)の左、グリーンの停留場があります。

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※2022年8月撮影

こちらは2014年9月の甲浦駅舎。駅舎自体は同じですがDMV化に伴って外装が新しくなったことが分かります。もちろん鉄道車両からバスになったDMVが地上と行き来するスロープが作られる前の姿です。

※2014年9月撮影

角度を換えてDMV化後の駅舎。元からあった階段が右のDMV用スロープのかげに見えます。

※2022年8月撮影

甲浦駅時代のホームは残っている様です。

※2022年8月撮影

2014年の駅舎裏から見える甲浦駅ホーム。高架線が終わっていますが、DMV化でこの先に地上とのスロープが作られました。

※2014年9月撮影

ちなみに2014年の駅名標です。

※2014年9月撮影

駅舎とスロープが一望できるポジションが難しい・・・。上り下りの甲浦バス停留場が左右にあります。

※2022年8月撮影

スロープは、この様に駅舎の横におりてきます。

※2022年8月撮影

阿波海南停留場で見た赤色のDMVが鉄道で到着、バスに“変身”してスロープをおりてきました。停留場で乗り降りはありませんでした。

※2022年8月撮影

DMVは、道の駅宍喰温泉に向けて公道を走ってゆきます。

※2022年8月撮影

次回に続きます。

(写真・文/住田至朗)

※駅構内などは阿佐海岸鉄道さんの許可をいただいて掲載しています。

※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)、『山陽・四国920駅』宮脇俊三・原田勝正編(小学館/1993)、『停車場変遷大事典 国鉄 JR編1-2』(JTBパブリッシング/1998)他を参照しています。

※タイトルは『木造駅舎』ですが、厳密に「構造として木造建築」の駅舎ではなく、筆者が気に入った駅舎を恣意的に選んでいます。明らかに木造建築と異なる場合でも、煩雑を避けるためタイトルは【木造駅舎コレクション】で進行します。悪しからずご了承ください。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいています。