大阪―関空間を20分短縮、和歌山も”1時間切り”

ここで、うめきた駅のスペック。地下2階ホームは2面4線、コンコースは地下1階です。大阪駅は北西側に新改札口(地上1階)を暫定開設。うめきた駅への移動には6~10分程度掛かりますが、改札を出ることなく乗り換えられます。

うめきた駅に停車するのは、「はるか」が1日60本、「くろしお」が同じく36本。昼間時間帯の大阪駅から関空への平均所要時分は、「はるか」利用で47分になり、現在の関空・紀州路快速に比べて20分短縮。大阪から和歌山への「くろしお」は、所要57分と1時間を切ります。

おおさか東線の列車も乗り入れる

うめきた駅には関空や南紀特急だけでなく、おおさか東線の列車も乗り入れます。おおさか東線は、新大阪と久宝寺を結ぶJR西日本の路線。多くの区間は、学研都市線(片町線)の貨物支線・城東貨物線を旅客線化して、2019年3月までに開業しました。

ADVERTISEMENT

3月18日のダイヤ改正から、おおさか東線の直通快速上下各4本と普通上下各67本がうめきた駅に直行。直通快速は、ダイヤ改正から新しくJR淡路に停車します。大阪―奈良間は天王寺回り(大和路快速)と新大阪回り(直通快速)のダブルルート化されます。

うめきた駅から新しい価値創造に挑戦

JR西日本は、うめきた駅を起点に新しい価値創造に挑戦するプロジェクト「JR WEST LABO」をスタートさせます。

鉄道ファン要注目は、うめきた駅の設備かも。列車の扉位置に応じて開口部を自在に変化するフルスクリーンホームドア(21番線ホーム)や、駅利用者の動きやニーズに合わせて案内する「デジタル可変案内サイン」などが登場します。