交通系ICではなく「クレカ」などをタッチして改札機を通る――

福岡市は2023年1月10日、現在福岡市地下鉄で実施している「タッチ決済」の実証実験をさらに拡大すると発表しました。

3月27日の七隈線延伸開業にあわせ、対象路線・駅を「全3路線・全36駅」に拡大。もちろん福岡市博多区で建設中の「櫛田神社前駅」も含まれます。全駅へのタッチ決済導入は、地下鉄としては全国で初の事例となります。

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決済ブランドも従来の「Visa」だけでなく、インバウンドの本格的な回復を見据え「JCB」「American Express」「Diners Club」「DISCOVER」「銀聯」が新たに加わります。このうちDiners Club、DISCOVER、銀聯ブランドのタッチ決済での鉄道乗車は日本初です。

これまでは空港線・箱崎線の計7駅で実施していましたが、「事前チャージが不要で利便性が向上した」「対象駅がわかりづらいので、拡大してほしい」などの意見・要望を受け、実証実験の規模拡大に踏み切りました。実験期間も2024年3月31日まで延長されます。

(画像:福岡市交通局)