2023年夏開業予定の日田彦山線BRT(愛称:BRTひこぼしライン)、その新駅の1つとして計画されていた「棚田親水公園駅」の設置計画が中止となりました。

「福岡県東峰村から設置中止の申し出があり、双方で協議を行っておりましたが、この度、正式に設置を中止することとしました」(JR九州)

今後、BRTひこぼしラインは全36駅での開業に向け準備を進めていくということです。

日田彦山線BRTとは

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「平成29年7月 九州北部豪雨」で被災した日田彦山線添田駅~夜明・日田駅間(約40キロ)は、BRT(バス高速輸送システム)で復旧することになっています。正式名称は日田彦山線BRT、愛称は「BRTひこぼしライン」です。

彦山駅~宝珠山駅間の線路敷地を「専用道」として定時性の確保を実現、添田駅~彦山駅と宝珠山駅~日田駅間については、生活圏に近い一般道を走行することで利便性の向上を図っています。導入する車両は小型の電気バスと中型のディーゼルバスで、どちらも低床のノンステップ仕様、デザインはバスごとに異なります。

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合計37のBRT駅の設置が予定されていましたが、今回の棚田親水公園駅設置中止により全36駅に変更となりました。

(画像:JR九州)