業界初のデジタル完結型自動車保険「&e(アンディー)」を発売するイーデザイン損害保険(東京海上グループ ダイレクト損害保険会社)は、事故を減らすべく、IoTセンサーをスマートフォンに連携させ、最新テクノロジーを活用した「+まち」(ぷらまち)を展開し、各自治体などから注目を集めている。

「+まち」とは、「事故時の安心だけでなく、事故のない世界そのものを、お客さまと共創する。」をミッションに掲げる「&e」で、「安全な交通環境・社会の実現」をテーマに、地方自治体から企画を募集し、投票によって企画を選定。選ばれた企画にイーデザイン損害保険が寄付するというアクション。

イーデザイン損害保険は、この「+まち」に2022年度に応募した地方自治体の企画を公開。その最新事例をみていこう↓↓↓

大阪府枚方市:交通安全動画をつくる

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事故のない世界そのものを創るために、幼稚園(保育園)、⼩学⽣のうちから、交通安全を意識させることを⽬的とし、⻑期的に使⽤できる交通安全コンテンツを製作。

地元⾼校⽣、枚⽅警察署、枚⽅交野交通安全協会、⾃動⾞教習所、⺠間企業などと協⼒しながら動画を撮影し、歩⾏編(幼・保・⼩学校低学年ver.)、⾃転⾞編(⼩学校中⾼学年ver)の安全教育⽤動画をつくる。

また、撮影した動画は DVD にし、各所への配布に加え、動画サイトへ投稿することも検討中。誰でも活⽤できるよう交通安全教室マニュアルや、動画とリンクした交通安全コンテンツなどもあわせて製作する。

香川県三豊市:グリーンスローモビリティの利用促進

安心安全な公共交通モデルの構築をめざし、低速電動カートであるグリーンスローモビリティ(グリスロ)を運行中。

粟島は、「芸術の島」「海洋環境ついて学べる島」としての顔を持ち、市内外から多くの観光客が来島している。

そこで、住民のみならず観光客にも安心安全に利用できるグリスロの実現にむけ、地域住民、学生、有識者などが参加できるワークショップを開催し、公共交通や環境に関する意識の向上を図る。

さらに、ワークショップで生まれたアイデアを車両ラッピングや広報物に反映し、利用促進をめざす。

京都府京都市:安全に運転を継続するコツやヒントを学ぶ機会

「まだまだ運転したい」「生活するうえで車は手放せない」「でも事故を起こさないか不安…」といった高齢運転者に対し、ドライバーを卒業するその日まで、安全に運転を継続するコツやヒントを学ぶ講座や体験会を開催。

たとえば、「危険予測教育機器(動画KYT)を活用した体験講座」では、自身の運転技術をチェックし、注意点を再確認。

「京都府警による講義」では、令和4年に改正された免許更新手続きを徹底解説。そのほか、「JAFによるドライビングストレッチ」「サポートカー乗車体験」なども展開する。

奈良県広陵町:BLEタグで交通事故ゼロのまちへ

町内の子どもにBLEタグ(Bluetooth Low Energy:低消費電力の近距離無線)を配布し、位置情報の特定を行うことで地域ぐるみで見守り活動を実施。

BLEタグが発信する電波を受信するためには、町民がアプリをインストール必要があり、平日の日中には町外へ出向いている人も多いことから、町内の公共交通機関や町の運営するコミュニティバスなどに電波を受信するレシーバーを搭載することで、電波を受信できる範囲を町内全域に拡大することで効果的に展開を図る。

また、BLEタグの人流データをマッピングすることで、交通事故多発箇所や交通量が多い箇所について、多角的な分析を行うことで、歩行者も運転者も安心して暮らせる交通事故ゼロのまちをめざしていく。

山形県山形市 市民課:ヘルメット着用をPR

道路交通法の一部改正(令和5年4月)により、すべての自転車利用者に対してヘルメットの着用が努力義務化される。

自転車利用者の重症事故を防ぐヘルメットの着用者を増やすため、PR活動の実施者を募集。

中学生以上の山形市民で、日常的にPRヘルメットを着用し、ヘルメット普及を啓発していく。

PRヘルメットは市販品で対応し、別途作成するステッカーを貼付。PR活動者は、市の広報誌やホームページで募集し、選ばれたPR実施者は、通勤通学時や休日の自転車乗用中に着用する。

山形県山形市 道路整備課:⾃発光式道路鋲で事故を防⽌

市道交差点において、冬期除雪に影響が出ない路⾯埋設型の⾃発光式道路鋲を設置し、薄暮時や夜間、悪天候時の視認性を⾼め、⼈と⾞、⾞と⾞との接触事故を防⽌する。

警察と連携し、通学路や事故の危険性が⾼い交差点や、歩行者及び自転車の交通量が多く、視認性及び安全性の向上が必要な区間において、埋設型⾃発光式道路鋲を設置する。

山形県山形市 まちづくり政策課:ラウンドアバウト交差点の認知活動

ラウンドアバウト交差点は、県内にもまだ数カ所しか整備されてないうえに、認知度が低い。

しかし、当該交差点は新たな交通処理の形態として、渋滞の緩和や複雑な信号処理の解消などさまざまな可能性がある。

そこで、より効率的な交通処理の実現に向け、ラウンドアバウト交差点の普及を図るため、ラウンドアバウト交差点の利用についての体験会を開催し、交差点の新たな可能性を探る。

体験会は広いグランドなどを借上げ、仮想の道路形状を白線等で再現する予定。

―――こうした応募企画のなかからどのアイデアが選ばれ、イーデザイン損保が寄付していくか。そのヒントになるのが、2020~2021年度の「+まち」(ぷらまち)選出例だ↓↓↓

大阪府枚方市:「信号がない横断歩道」の一時停止率の向上に高校生が挑戦

豊かな自然と住宅地のバランスがとれた『みんなが主役!暮らしたくなるまち』、大阪府枚方市。

枚方市では「信号のない横断歩道」を歩行者が安心して横断できるよう、警察と連携し、チラシによる交通ルール周知や啓発幕の設置、路面標示による対策を実施しているが、通学路等の「信号のない横断歩道」への信号設置など、さらなる安全対策を求める要望が多く寄せられている。

そんななか、地元高校生からポスターなどをデザインし、啓発していきたいという提案があり、今回の寄付金を利用して地元高校生の提案を実現。活動を通して、「信号のない横断歩道」での一時停止率100%をめざしていく。

静岡県磐田市:学生向け自転車のヒヤリハットVR動画の制作

安心できるまち、人が集まるまちを目指す磐田市の学生は、移動の多くを自転車に頼っている。

交通安全教室等を実施し交通ルールの徹底を呼びかけながらも、年間100件を超える事故が発生している。

そこで今回の寄付金を活用し、VR動画を取り入れた自転車事故動画を制作。

交通安全教室などで動画を活用し、自転車事故の恐ろしさをVR動画で体感してもらうことで交通ルールの意識向上による自転車事故の削減をめざす。

兵庫県神戸市:摩耶⼭掬星台の道路混雑状況分析AIツールの開発を支援

日本三大夜景のひとつ「摩耶⼭掬星台」の道路混雑状況を分析するAIツールの開発に取り組む地元高校生を支援。

摩耶⼭掬星台は、周辺道路では夜になると慢性的に渋滞が発生していて、地域住民の安全・快適な生活にとって大きな課題になっている。

この取り組みでは、渋滞解消という本来の目的だけでなく、AIの仕組みや実践的な活用方法を高校生たちが学ぶきっかけにもなり、参加した生徒からは「企業といっしょに工夫しながら研究に取り組むことで、実際に社会で起こっている問題と向き合うことができ、とても良い経験になった」という声も。

滋賀県日野町:安全・快適な自転車の利用を推進する取り組みを支援

地元の子どもの安全・快適な自転車の利用を推進する取り組みを支援。

日野町は中学・高校生の通学⼿段は⾃転⾞が主流のなか、通学路は交通量の多い国道や、急な坂道などで、安全確保が大きな課題となっている。

―――イーデザイン損害保険は、ソーシャル・エックスが提供する官民共創マッチングプラットフォーム「逆プロポ」を活用し、地域に根差した事故削減や交通安全の取り組みに対し寄付する活動「+まち」(ぷらまち)を展開中。

イーデザイン損害保険が寄付先を選定していたのを更新し、2022年11月からは、「共創する自動車保険 &e(アンディー)」契約者の投票によって寄付先を選定するとともに、&eの事故率に応じて寄付金額を決定している。詳細は、公式サイトへ↓↓↓
https://www.e-design.net/puramachi/