(画像は大阪コロナホテルのツイートから)

新大阪駅東口から徒歩3分の好立地にある「大阪コロナホテル」が先月22日、屋上に定点カメラを設置しました。カメラでとらえた映像はYouTubeでライブ配信しており、出入りする新幹線の様子をいつでも眺めることができます(設置ツイート)。

大阪コロナホテルは50年以上営業を続けてきた老舗ホテル。客室のベッドにはシモンズ社のマットレスを採用しており、豪華な朝食などが宿泊客に人気を博しています。またTwitterでは「#コロナホテルチャレンジ」とハッシュタグを付けて新幹線の車窓などからコロナホテルを撮影してみる、という投稿も盛んに行われています。

実は記者も2020年1月の「WEST EXPRESS 銀河」報道公開の際に宿泊したことがあり、新大阪駅からのあまりの近さとコスパの高さ、それに品数の多い朝食に感動したのを覚えています。そんな思い出にも後押しされ、「なぜ定点カメラを設置したのか?」と理由を尋ねてみました。

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担当者によれば、コロナ禍で打撃を受けるなか、大阪コロナホテルも攻めの姿勢に舵を切ったといいます。新大阪駅に近い立地を生かしてトレインビューのプランを設定したり、コンセプトルームを作成したりしたところ、これが大好評。

「特に新幹線ビューは人気で、子供から大人まで幅広い世代の方にお越しいただきました」(同担当者)

今はコロナ禍ということでなかなか大阪を訪れられない方もいらっしゃるはず。そんな遠方の方向けに、この楽しみを共有していただけるよう定点カメラを設置されたということです。事実、2月24日にはドクターイエローが通過する様子が視聴できるということで、全国各地の鉄道ファンがライブ配信に注目していたようです。

もちろん客室はさらに新幹線との距離感が近く、明るい日中は出入りする東海道新幹線が、夜は保線作業員の方々の姿や車庫に入る様々な車両が見られるそうです。中には「保線員の方々と手を振り合えた」という方もいらっしゃるとか。普通に泊まる分にも利便性の良いホテルですが、鉄道ファンには特におすすめの宿と言えるでしょう。

客室によってはこんなに間近でドクターイエローが見えることも!(写真提供:大阪コロナホテル)