「広電発→銚電行きイベント」のビジュアルイメージ(画像:銚子電気鉄道)

中国地方の名門私鉄・広島電鉄(広電)の電停スペースで2023年3月25、26の両日、千葉県の銚子電気鉄道(銚電)とJR東日本千葉支社の列車や、千葉県北総エリアの魅力を発信するイベントが開かれる。

2022年8月に宮島線(広電西広島―広電宮島口間16.1キロ)が開業100周年を迎えた広電、2023年7月に100周年を迎える銚電が、相互交流を図りながら利用促進につなげる。

会場は、広電西広島停留場に隣接したイベントスペース「KOI PLACE(コイプレ)」、イベント名は「コイプレに千葉がやってくる!~広電発→銚電行 みんなでつなぐ100周年のバトン~」。銚電と広電は宮島線100周年翌月の2022年9月、2社連携イベントを広島で開催したが、今回はJRや行政も巻き込んで、鉄道ファン以外へのPR効果を狙う。

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共同主催は銚電、JR千葉支社、広電のほか、成田―広島線を運航するLCCのスプリング・ジャパン、銚子市、千葉県北総エリアの魅力を発信する日本遺産北総四都市江戸紀行活用協議会(事務局・千葉県教育庁)の6者。

両日は各社オリジナルグッズを販売するほか、観光パンフレットなどのノベルティを配付。各都市・各社の記念品が当たる抽選会、銚電、スプリング・ジャパンの乗務員やJR東日本の駅長制服の写真撮影ブースも設ける。会場には、JR千葉支社のマスコットキャラクター「駅長犬(えきちょうけん)」も駆け付ける。キッチンカーなど出店する「コイプレマーケット」も同時開催する。

イベントは10~16時(2日目は15時)。銚電の竹本勝紀社長、スプリング・ジャパンの米澤章社長、JR銚子駅の小島慎一朗駅長らが広島入りする。

6者は引き続き、スケールアップした催しを2023年7月に銚子市で開催予定。詳細は後日発表する。

記事:上里夏生