JR東海は24日、2023年度の重点施策ならびに関連設備投資の概要を発表しました。設備投資額は連結6,160億円(単体5,860億円)です。

安全・安定輸送のための設備投資や超電導リニアによる中央新幹線計画の推進などが重点施策として挙げられるなか、新型車両の追加投入といった輸送サービスの充実にも750億円が投じられる見込みです。

N700Sなど最新型車両を追加投入

車両関係では、東海道新幹線の最新型N700Sの追加投入を進めるだけでなく、「のぞみ12本ダイヤ」を活用した需要にあわせた弾力的な列車設定、既存のN700AにN700Sの一部機能を追加する改造工事を進めます。

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在来線では新型特急HC85系を追加投入し、「ひだ」に続き「南紀」でも7月から営業運転を開始。新型の通勤型電車315系も追加します。

2023年度はN700S 4編成、HC85系 14両、315系 120両を投入します。追加投入する列車では車いすスペースの設置(N700S)・拡充(HC85系・315系)も行われます。

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(東海道新幹線イメージ 写真:TETSUYA氏 / PIXTA)