世界でも有数の山岳観光ルートとして知られ、富山県と長野県を結ぶ「立山黒部アルペンルート」では、2023年4月15日の全線開通に向け高原バス道路の除雪作業が進められています。

「立山黒部ルート」高原バス道路の除雪について

除雪で活躍する「立山熊太郎」 巨大な雪の壁を削っていきます

立山黒部アルペンルートの高原バス道路を含めた立山有料道路の除雪は、立山の麓にある藤橋周辺(標高475m)から室堂(標高2,450m)まで、総延長31.3kmにわたり行われます。今年は2月7日より除雪作業が開始され、3月20日時点で美松(標高2,030m)まで一車線、弥陀ヶ原(標高1,930m)から美松(標高2,030m)まで二車線の除雪が完了しています。

【積雪情報(立山黒部貫光調べ 3月20日時点)】
●室堂 (標高2,450m)560cm [昨年同時期760cm]
●大観峰(標高2,316m)380cm [昨年同時期610cm]
●黒部平(標高1,828m)250cm [昨年同時期420cm]

こんなに高い! 大迫力の雪の壁

「立山黒部アルペンルート」とは

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立山黒部アルペンルートは標高3,000m級の峰々が連なる北アルプスを貫く世界有数の山岳観光ルートです。総延長37.2km、最大高低差は1,975m。そのほぼ全区間が中部山岳国立公園内にあります。

2023年度 営業期間(予定):2023年4月15日(土) ~ 11月30日(木)

雄大な景色の中、乗り物を乗り継ぐ楽しさを体験できます

富山県側の立山町「立山駅」から長野県側の大町市「扇沢駅」までを様々な乗り物を乗り継ぎ、いくつもの景勝地を通って気軽に、雲上に広がる立山黒部の雄大な大自然を満喫することができます。「(富山地方鉄道) – ケーブルカー – 立山高原バス – 立山トンネルトロリーバス – 立山ロープウェイ – 黒部ケーブルカー-  (徒歩) – 関電トンネル電気バス – (路線バス/高速バス)」という様々な乗り物を乗り継ぐ楽しさと、雄大な自然の中の景勝地を同時に体験できることから、多く世代の観光客を魅了しています。

除雪された道路が白銀世界に浮かびあがる

除雪最新情報は公式サイトで 2023 雪の大谷高さ予想キャンペーンを実施

除雪の進捗など最新情報は、4月上旬まで公式サイトや公式SNSにて毎週配信しています。またアルペンルートの春の風物詩でもある巨大な雪の壁「雪の大谷」の高さを予想する「雪の大谷高さ予想キャンペーン」を、2023年4月2日までTwitterにて実施いたします。

【2023 雪の大谷高さ予想キャンペーン】
●期間 2023年3月15日(水)~4月2日(日)
●内容 Twitterで実施、4月15日の「雪の大谷」の最高地点の高さを予想します。
雪壁の高さを予想し、コメントに記入して対象投稿を引用リツイートすることで参加できます。予想が的中した方の中から抽選でアルペンルート乗車券などの賞品を進呈します。

詳しくは、公式Webサイトや公式Twitterをご覧ください。

迫力の雪壁が見られるのは営業開始をしてからの春~初夏の時期になります。ゴールデンウィークの旅行先として、雪の中の立山黒部アルペンルートはいかがでしょうか。

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(写真:立山黒部貫光株式会社)