2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)にあわせ、日立製作所笠戸事業所で6両編成23本が出てくる予定の大阪メトロ(Osaka Metro)中央線 新型車両400系。

その第1編成などが、6月25日から営業運転につく。

400系は、大阪・関西万博を契機に新世代車両として開発を進め、安全性をはじめ、移動手段としての新機能と高レベルの快適性を追求し、さらに、デザインも「乗って楽しい」を形にしたくるま。

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車両の低床化、優先座席の明確化など、大阪メトロがすすめているバリアフリー化も踏襲し、さらなる安全性、乗客サービスの向上を進め、非常時に乗務員室で確認が可能な車内防犯カメラの設置、ワイド液晶ディスプレイによる4か国語運行案内、全車両への空気浄化装置や車内 Wi-Fiなど、さまざまな機能・特徴を取り入れ、さらに車両状態の常時モニタリング、自動運転実証実験などの新たな技術開発にも取り組んだモデル。

印象的な外観などは、奥山清行CDOが担当。大阪・関西万博に向けて、中央線を「活力インフラ」の舞台=夢洲につながる未来への路線と位置づけ、前面形状をガラス張りの展望形状とし、宇宙船を意識させる未来的デザインを採用。

乗客の展望をはじめ、将来の自動運転の可能性を示唆する外観、そして Osaka Metro が提供するアプリや大阪シティバス、オンデマンドバスなどの MaaS との関連性を暗示させる魅力的なデザインに。

また、この中央線400系は、2024年度に計画している自動運転の実証実験に向けて、指令所からの運行指令や情報伝達を行うデータ伝送機能など各種機能を備えている。