京王電鉄は2023年度、リクライニング機能付きロング/クロスシート転換座席をもつ5000系 10両編成 1本を増備する。

京王5000系は、同社初の座席指定列車 京王ライナーむけに総合車両製作所(J-TREC)でつくった sustina(サスティナ)仕様モデルで、第1編成は2017年に登場。

同社の座席指定列車の座席指定料金は410円。土休日に走る高尾山口行き行楽列車 Mt.TAKAO は、新宿発は途中停車駅が明大前のみ。新宿〜高尾山口を最速43分で結ぶ。

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京王電鉄は、この京王ライナー用 5000系を1本増備し、着席サービスの拡充を図っていく。

8000系3本を新型VVVFインバータ制御に、省エネ・安全性向上も

また、1992年から日本車輌製造と東急車輛製造でつくられた京王8000系3本(26両)を、新型VVVFインバータ制御に更新。

車両機器情報データを活用し、京王線での省エネ運転の導入を加速させる。

さらに、カーボンニュートラルを実現した環境負荷の低い変電所変圧器へ更新。

植物油を使用し、環境負荷が低い機器に置換えることで、従来に比べ約65%の二酸化炭素排出量を削減する。2023年度は長沼変電所の機器更新にあわせ、実施する。

いっぽう、京王線は2030年代前半、井の頭線は2020年代中ごろに全駅にホームドアを整備する構えで、2023年度は笹塚駅 2・3番線や神泉駅などのホームドア整備をすすめていく。