ボディーに「ev」のロゴを入れたEVバス(写真:関東鉄道)

茨城県の関東鉄道(関鉄)はきょう2023年6月1日から、EV(電気自動車)の一般路線バスを導入する。EVの大型路線バスは茨城県内初めてで、同形車2台を守谷市の守谷営業所に配備して、守谷、取手地区で運行する。

バスは、中国の大手EVメーカーのBYD(漢字表記は比亜迪)製。BYDは2022年12月、販売価格440万円のSUV(スポーツ用多目的車)を日本市場に投入する方針を公表して話題を呼んだ。日本法人のBYDジャパンは、乗用車とバスの二本立てで日本市場に進出する。

バスは全長10.5メートル、幅2.5メートル、車高3.4メートルの81人乗り。ノンステップ車で、6時間充電すれば220キロ走行できる。1日1回夜間の充電で、終日フル走行できる計算だ。

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関鉄は、「EVバスは電気で走行するため、二酸化炭素を出さず、走行音も静かで揺れも少ない。『人と環境に優しいバス』として、優れた環境性能を情報発信したい」としている。

記事:上里夏生