駅周辺に新たな街のにぎわい 移転された御代志駅

ここで熊本電鉄の近況。合志市の土地区画整理事業で、御代志駅と再春医療センター前駅、それに両駅付近の線路が200メートルほど移設され、2022年10月から営業を始めています。

近代的に生まれ変わった御代志駅。新駅舎開業にあわせて駅社員が再配置されました

新しい御代志駅は、現在はホーム1面1線のシンブルな終端駅ですが、将来は1面2線への線増も可能な構造。駅前には十分なスペースが確保され、熊本電鉄や合志市は今後、駅前広場を整備して、鉄道からバス、タクシーに乗り継ぐ交通結節機能を強化します。

さらに、駅前には商業施設を誘致して、駅を中心にしたにぎわい創出のプランも。

最後に、中野鉄道事業部長から貴重な写真とともに、本サイトをご覧の皆さまへのメッセージをいただきました。「2019年に創立110周年を迎えた熊本電気鉄道は、『地域とともに、地域住民のために』を一貫した基本理念に掲げ、サービス向上や安全運行に努めています。鉄道ファンの皆さんも、熊本紀行の際は当社を行程に加えていただければうれしく思います」。

熊本鉄道紀行、後編では本サイトでも2023年1月に紹介させていただいた「熊本空港アクセス鉄道」の予定ルートをルポします。ぜひご覧ください。

記事:上里夏生

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