丸ノ内線の02系、引退も近い!?

中野車両基地は中野工場と中野検車区、中野車両管理所の総称で、銀座線の1000系と丸ノ内線の02系、2000系合わせて約560両のメンテナンスを受け持ちます。

メトロ社員のレクチャーで、参加者から予期せぬ歓声が湧き上がったのが、「丸ノ内線は2000系の増備が進み、02系はやがて置き換えられる」のパート。「02系のラストイベントは開かれるのかな」と興味津々でした。いつの時代も、ファンの興味は車両ですね。

人の力が機能する鉄道工場

第3軌条式の丸ノ内線でパンタグラフ代わりの集電靴。赤い舌のようなパーツの下側で電気を受けます

レクチャーを終えると工場へ。鉄道会社でもメーカーでも、鉄道工場にはベルトコンベアーによる流れ作業はほぼありません。人の力で一点ずつ部品を取り付け、電動機(モーター)や台車を組み立てる。鉄道好きの中学生にも、ものづくりの原点のような光景は、カルチャーショックだったようです。

車輪を一軸ずつ点検。東京メトロは機械化や効率化に取り組みますが、工場での作業を見る限り完全に機械に置き換えるのは難しそうな気もします

工場の階上フロアから車両基地全景を遠望して、「あっ500系だ」の歓声が上がります。1957~1996年の営団地下鉄(帝都高速度交通営団)時代、丸ノ内線の主力車両として活躍した500形は、今も3両が中野車両基地で動態保存されます。

見学を終えた後は記念撮影。バスで目黒区の東大駒場キャンパスに移動します。

「クラスの鉄道好き1人だけ」

午後のワークショップに移る前に、会場で見聞した現代中学生の鉄道趣味事情。

「僕『四季島』(JR東日本のTRAIN SUITE四季島)の写真持ってるよ」、「えっ、見せて」。てっきり友達同士と思って話を聞くと、学校は東京と埼玉で別々。今回のワークショップで初めて知り合ったそうです。

「クラスで鉄道好きは僕だけ。学校に行っても話が合う友だちはほとんどいないんです」。確かに、最近の中学生はカード、アニメと趣味も多様化しています。

「将来は東京の鉄道会社に就職したい!!」

鉄道の将来を託せそうな中学1年生もいました。福岡県から、イベントに参加するためにやってきたそう。工場でも熱心に作業を見学していました。

「将来は絶対、鉄道会社で働きたい。福岡にもJR九州や西鉄のようなすばらしい鉄道会社があるけれど、できれば東京の鉄道会社に……」。思わず、「がんばって!」とエールを送りたくなりました。

ずらり並んだ丸ノ内線車両をバックに全員で記念撮影。車両の多くは2000系ですが、02系もまだまだ健在です
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