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異業種企業が連携し「日本の魅力」を海外へ伝える「クールジャパン・マッチングアワード2017」 ことしのグランプリはあの“新宿のVR体感スポット”

異業種の企業が連携し、日本の魅力を海外に展開するプロジェクトが加速し始めている。

11月16日には、JR東日本と東急電鉄が、ベンチャー企業のHuber.やWAmazingと連携し、東北エリアへの訪日外国人誘客の強化を図ると発表し、鉄道チャンネルニュースでもその内容を伝えたばかり

こうしたトレンドのなか、「クールジャパン官民連携プラットフォーム」(内閣府知的財産戦略推進事務局)は12月4日、「クールジャパン・マッチングアワード2017」を東京・虎ノ門で開催。

クールジャパンの新たな価値を創出した異業種間連携のなかでも、最も優れたプロジェクトを表彰した。

夏野剛氏「日本の強みである多様性を丹念に」

同アワードの審査委員長・夏野剛氏は、「この審査には毎年、苦労させられる」と前置きしながらこう総評した。

「今回、表彰された顔ぶれを見てみても、あらゆる年代・業界・コンテンツで、その多様性を実感する。これがまさに、ニッポンの強み。この賞の意味合いは本当に大きいと思う」

「また、『こんなにおもしろい試みがあるのか』と感じながらの審査は、毎回苦労する。クールジャパン政策そのものが非常に意味合いが大きいと実感する」

「日本の強みである多様性。それを丹念に発掘しながら『日本の魅力』をつくっていく。それがわれわれの仕事と思っている」

「今回の受賞プロジェクトも、世界へぜひ、はばたいてほしい。このクールジャパンを、誇りに思ってもっと応援していきたい」(夏野剛審査委員長)

そう意気込む夏野審査委員長と、審査員7人が選んだ、クールジャパン・マッチングアワード2017のグランプリ・準ブランプリ(2件)・審査員特別賞(2件)は……!?

グランプリは「VR ZONE SHINJUKU」


2017年7月、東京・新宿にオープンしたヴァ―チャルリアリティ(仮想現実)のエンターテインメント施設。17種類のアクティビティで、アニメやゲーム、コンテンツの世界観を体感できる。
・分野:VR×コンテンツ
・受賞者:株式会社バンダイナムコエンターテインメント
・連携先:株式会社カラー、株式会社講談社、株式会社サンライズ、株式会社創通、東映アニメーション株式会社、任天堂株式会社、株式会社ネイキッド、株式会社プロダクション・アイジー

準グランプリ「映画『TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)』」


“築地”と“日本の食文化の神髄”を世界に向け発信するドキュメンタリー映画。世界各国の映画祭に出品、アジア各国ではスマッシュヒットを記録した。
・分野:映画×食・地域
・受賞者:松竹株式会社
・連携先:東京魚市場卸協同組合、ダイナースクラブ(三井住友トラストクラブ株式会社)、株式会社パイプライン、株式会社山と溪谷社、READYFOR株式会社、他

準グランプリ「SNOW×日本のコンテンツ 『顔認識スタンプ』共同開発」


ユーザーの顔を自動的に認識し、モーショングラフィックスを付けることで、誰でも簡単に可愛くて面白い写真や動画を撮影できる顔認識カメラアプリ。様々な日本の人気キャラクターと共同でスタンプを制作し、全世界2億5千万人以上に発信した。
・分野:IT×マンガ・アニメキャラクター
・受賞者:SNOW Japan株式会社
・連携先:「進撃の巨人」製作委員会、2017 ピカチュウプロジェクト/株式会社ポケモン、株式会社集英社

審査員特別賞「STAR ISLAND」


2017年5月、東京・お台場で開催した新しいエンターテイメント・イベント。日本の風物詩・花火と3Dサウンド・ライティングの最先端のテクノロジーやパフォーマンスの融合を演出した。
・分野:花火×テクノロジー
・受賞者:エイベックス・エンタテインメント株式会社
・連携先:株式会社丸玉屋小勝煙火店

審査員特別賞「電玉 SAO EDITION」


スタートアップを支援するメディアであるASCII STARTUP上にて、伝統玩具の「けん玉」にIoTを実装しゲームと連動させることで国や世代を超えて楽しめる「電玉」と小説・アニメで大人気の「ソードアート・オンライン」とがコラボレーションしたプロジェクトです。
・分野:けん玉×IT・キャラクター
・受賞者:株式会社電玉
・連携先:ASCII STARTUP

多彩な審査員勢で評価

クールジャパン・マッチングアワード2017の審査員は下記のとおり。

夏野 剛 審査委員長(慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特別招聘教授)
梅澤 高明(A.T. カーニー 日本法人会長)
楠本 修二郎(カフェ・カンパニー株式会社 代表取締役社長)
アストリッド・クライン(建築家、株式会社クライン・ダイサム代表取締役)
ポール・クリスティ(ザ・ジャパントラベルカンパニー株式会社代表取締役社長、Walk Japan CEO)
小林 智美(G-Yu Creative 副社長(JAPAN EXPO THAILAND主催))
浜野 京(内閣府知的財産戦略推進事務局 政策参与)
ジャスティン・ポッツ(ポッツ家プロダクションズ 代表)

――――今回も、国内外を唸らせるプロジェクトが生まれたクールジャパン・マッチングアワード。来年はどんな“ニッポンのCOOL”が誕生するか。

※クールジャパンとは、「海外でクール(かっこいい)と捉えられている日本の商品・サービス・文化の総称」(デジタル大辞泉)

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