※この「私鉄に乗ろう」の写真は、筆者がプライベートな旅で撮影したものです。鉄道会社さんから許可をいただいていませんので、乗車券があれば誰でも入れる場所から、手持ちで撮影したスナップ写真です。ポケットに入るコンパクト・デジタルカメラ(SONY DSC-WX500)で撮影しています。今回は2018年11月30日(金)〜12月3日(月)に撮影した写真を使っています。

もちろん未乗の私鉄は日本各地に残っています。しかし、今回は敢えて東武鉄道です。

実は東京に60年住んでいながら筆者はほとんど、小学生の頃、日光に修学旅行に行った時と、昨年知人に会いに冬の日光に行った以外で東武鉄道に乗ったことがありませんでした。

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とは言え、最近は各社の直通運転が無闇に増えて、東京メトロ半蔵門線に乗っていても東急田園都市線と東武スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線の車両に乗ることが増えました。東武50050型のクレヨンしんちゃんラッピングトレインにも何度か遭遇しました。

※2017年撮影半蔵門線半蔵門駅

東急田園都市線がまだ新玉川線と呼ばれていた頃、青山一丁目に事務所があったり、溝ノ口の会社に勤めていたこともあって、新玉線には頻繁に乗っていました。東急渋谷駅が地下化されて迷宮になる前の平和な時代です。迷宮化して以降の東急東横線・東京メトロ副都心線・半蔵門線の渋谷駅には可能な限り近づかない様にしています。迷うし、混雑しているし、文化村の美術展くらいしか渋谷には用事はないのです。

2003年には水天宮前から押上間が開業し東武伊勢崎線経由で日光線南栗橋まで相互直通運転が始まりました。

しかし東京スカイツリー自体に興味はありませんし、東京の北側に知人もいないので伊勢崎線(東武スカイツリーライン)に乗る機会がほとんどありません。

さて、今回は浅草をスタート、とにかく各駅停車を乗り継いで行きました。東武鉄道発行の時刻表がとても役に立ちました。終点まで 長いですよ!

伊勢崎線の館林まで行って、小泉線に乗り換えて西小泉、戻る途中の東小泉で赤城行に乗り換えて赤城、太田まで戻って伊勢崎というルートに乗りましたが、夕方になって逆光で、太田〜伊勢崎間の写真がNGです。伊勢崎に1泊して翌朝は逆方向で朝日の逆光!方角を考えていないよなぁ。

諦めて館林まで戻って佐野線で葛生まで行きました。

さらに東武動物公園まで戻って日光線に乗り換え下今市、鬼怒川線に乗り換えて新藤原まで各駅停車の旅が続きます。さらに野岩鉄道と会津鉄道を乗り継いで会津田島まで到達したトコロで夕方近くなって撮影は終了。不思議なのは新藤原まで晴れていたのに野岩鉄道で多くのトンネルを抜けて行くウチに雨が降り出したのです。従って新藤原〜会津田島間はこの二日後に戻って来る復路で後方展望を撮っています。

東武鉄道には全線を乗り降りできるフリーきっぷの類がありません。日光という観光地を周遊するタイプの企画きっぷはありますが、目的が異なるので使えません。路線総延長が、463.3kmもあって、筆者の様な乗り方をする方が”どうかしてる”のですから仕方ないですね。

会津田島に泊まった翌日は、会津鉄道で会津若松まで行きました。この区間は「AIZUマウントエクスプレス」「リレー号」が多くて各駅停車はとても少ないのです。その後は福島まで行って福島交通飯坂温泉まで乗っていますが、今回は浅草から会津若松までを一気通貫で書きます。もちろん各駅停車での旅です。

東武鉄道浅草〜北千住(12分)、北千住〜東武動物公園(53分)、東武動物公園〜新藤原(134分)、野岩鉄道新藤原〜会津高原尾瀬口(37分)、会津鉄道会津高原尾瀬口〜会津田島(19分)、会津田島〜会津若松(65分)という行程で乗車時間が320分(5時間20分)、実際には乗り継ぎなどの時間があって7時間はかかります。営業キロは235.8km。

2014年(平成26年)、当時日本一運行時刻が長い根室本線の滝川発・釧路行2429Dという列車に乗ったことがあります。505分(8時間25分)かけて308.4kmを走りました。しかしこっちはキハ40気動車の旅。今回は会津田島以北のみ気動車でした。

太田〜伊勢崎は他日を期すとします。写真が撮れた、東武動物公園〜館林、館林〜西小泉、東小泉〜赤城、館林〜葛生、下今市〜東武日光は会津若松到着の後に記します。

【私鉄に乗ろう81】東武鉄道・野岩鉄道・会津鉄道は、長い記事になりそうですがユルユルとお付き合い下さい。

次回 【私鉄に乗ろう 81】東武鉄道 その2 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)