(※画像提供 WILLER TRAINS㈱)

京都丹後鉄道の新型車両「KTR300形」の出発式が5月18日10時より行われ、同日より運行を開始する。

車両外観

歴史と伝説の華やかさを表現した鳶赤色のボディに、山々に漂う朝露と、海のさざ波をイメージした太さの異なる三本の金帯を配している。車両正面は大江山の鬼を思わせる引き締まった顔つきだ。ヘッドライトや行先表示器、車内照明には照度が高いLEDを採用し、霧対応のフォグランプ、雪対策の耐雪ブレーキを装備している。

車両内観

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「鬼」の引き締まった外観に比して、内装は目に優しく落ち着いたイメージ。

座席には転換クロスシートを採用し、側窓下部には乗車中に充電できるようUSBポートを設置している。

運賃表示器はフルカラーの液晶ディスプレイ。運賃だけでなく、注意情報・沿線案内・駅案内なども表示できる。

また車内には車いすにも対応した多機能トイレもあり、安全・安心・快適に目が行き届いた最新型の車両となっている。

KTR300形は「MF100形・200形」の後継車両。京都丹後鉄道の新型車両導入は「KTR8000形」以来23年ぶりとなる。