写真:JR西日本

JRゆめ咲線は大阪府大阪市の西九条駅から桜島駅を結ぶユニバーサルスタジオジャパンへのアクセス路線。ユニバーサルシティ駅を中心に年々利用者が増加しており、現在も朝の通勤時間帯に駅や列車内で混雑が発生していますが、来年に予定されている「スーパー・ニンテンドー・ワールド」のオープンなどによりさらなる利用増が見込まれています。

JR西日本は9月18日、JRゆめ咲線(桜島線)の輸送力強化・混雑緩和に向けた取り組みとして、「西九条駅の線路設備改良」と「ユニバーサルシティ駅改札口改良」を発表しました。

西九条駅の線路設備改良

画像:JR西日本

西九条駅4番線はJRゆめ咲線の電車と特急電車が常時共用していますが、渡り線の新設などにより4番線をJRゆめ咲線専用とします。(これにより「はるか」「くろしお」は大阪環状線内回りの5番線を経由することになります)

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渡り線の使用開始は2020年予定。323系車両の投入も2019年6月8日時点で完了していることから、この線路設備改良により、ピーク時間帯の1時間あたり運転可能本数は、現在の最大9本から最大12本になる予定です。

ユニバーサルシティ駅改札口改良

ユニバーサルシティ駅では自動改札機を13台から15台へ増設します。他にもパーク側へのルート新設や有人改札の移設、券売機の移設などを行うことで、列車到着場面におけるコンコースでの混雑を抑制し、再ピーク時の退出までの時間を短縮します。

現在のユニバーサルシティ駅 画像:JR西日本
有人改札を反対側に移設 画像:JR西日本

改良工事の竣工時期は2020年5月頃を予定しています。

鉄道チャンネル編集部