トップ画像は、パルテノン多摩の大階段を上ったうえにある「きらめきの池広場」。

小田急多摩センター駅を出て南側のペデストリアンデッキに向かいます。

階段の上には大きなハローキティ。逆光でコンデジ特有のノイズが出ています。ハレ切り(陽光を遮ってハレーションを防ぐ方法)をしたいのですが。一人なので片手でカメラを構えて、片手でレンズに射す陽光を遮るのですが、なかなか上手くいきません。

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階段の上から多摩センター駅を振り返っています。小田急と京王の両駅が表示されています。サンリオのキャラクターがここにも。

ハローキティは空気で膨らませています。後に回ると空気を送り込むモーター音がします。小さな子供たちが順番に記念撮影をしています。

ハローキティの背後、パルテノン大通りには、光のトンネルになる仕掛けがありますが午前中の光の中では・・・ちょっと冴えません。左奥にそびえ立っているひときわ高いビルがベネッセコーポレーション東京ビルです。

光のトンネルの反対側から多摩センター駅方面を見ています。この時期は暗くなってからの方がキレイな風景になるかもしれません。

パルテノン大通りを進んでパルテノン多摩に突き当たります。こちらにもハローキティの空気人形が鎮座しています。パルテノン多摩が作られた1987年(昭和62年)筆者はサラリーマンでしたが、何かの用事で多摩センターに来て眺めた記憶があります。それ以来なので、およそ30年ぶりというコトになりますね。まだサンリオピューロランドはありませんでした。

パルテノン多摩は多摩市の文化施設の愛称で、大階段の両側に多摩市文化振興財団が運営する大小二つのホールを持つ複合文化施設です。ホールの他、多摩センターの作られた多摩丘陵の開発史などを無料展示する歴史ミュージアムやレストランなどがあります。

大階段の上からは、多摩センターの街が一望できます。

階段の上には「きらめきの池広場」があります。初めて来た時は、出来たての新品だったコトもあって斬新で美しいという印象で、ちょっと感動しました。屋外型のこの様なモニュメントが珍しかったこともあります。

30年経って、木々が育ち、隣の多摩中央公園などもすっかり英国式庭園の雰囲気になっています。英国式庭園とは、幾何学的で人工的なフランス式庭園とは正反対に「自然の景観美」を追求するタイプのもので、大きな池を中心に作られます。この「きらめきの池広場」は逆に完全なフランス式庭園という雰囲気です。

個人的には英国式もフランス式も甲乙付けがたいと思います。借景を使う和式庭園も良いですよね。

ここでも逆光のノイズが出てしまいました。

階段は膝の痛い爺さんにはキツいのでパルテノン多摩の管内エレベーターで上りました。大階段と「きらめきの池広場」。流石にパルテノン多摩の大ホールなどは老朽化が進んだため改修工事が行われる様です。

正面では無く斜めから見る方が雰囲気が分かり易いかもしれません。デザイナーの意図はフランス式の場合は「左右対称」なので明らかに正面性にあるのですが。撮影したのがウィークデーの午前中なので人がいないという写真的にはありがたい状況です。

長くなるので散歩後半を次回に続けます。

【駅ぶら01】小田急線84 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)