
日本で初めてふぐ料理の公許を受けた下関の老舗料亭「春帆楼(しゅんぱんろう)」が監修した駅弁、「下関名物 ふく物語 ~下関ふぐ食解禁の歴史を味わう~」。2026年9月から山陽新幹線の広島駅と新山口駅、そして10月からは東京駅でも売られています。春帆楼と、広島駅の駅弁でおなじみの広島駅弁当が共同で開発しました。
価格は1,680円(税込)。ふぐ飯にふぐのから揚げ、一夜干しのみりん焼き、ふぐ皮の煮こごりなど、ふぐ料理7品を一折に詰めています。山口・下関への旅の行き帰りの新幹線にも、冬の「ふぐ」をひと足先に味わうおでかけのお供にもぴったりです。販売は2027年3月末まで。
その他に全国の百貨店の駅弁大会でも販売予定です。春帆楼とふぐ食解禁の深い関係もあわせてご紹介します。
ふぐ飯にから揚げ、みりん焼き、煮こごりなど7品で1,680円
「ふく物語」は、異なる調理法で仕上げたふぐ料理をひと箱にまとめた、ふぐのフルコースのような駅弁です。中身は次の7品です。
「下関名物 ふく物語」の中身
ふぐ飯とふぐそぼろ:ふぐのだしで炊いたご飯に、ふぐそぼろと青のりを敷き詰めたもの
ふぐのから揚げ:骨付きの身を使ったから揚げ
ふぐ一夜干しのみりん焼き:一夜干しを香ばしく焼いたもの
ふぐ皮煮こごり:ふぐ皮のぷりぷりとした食感が残る煮こごり
ふぐ皮と白菜のあん肝和え:あん肝のコクとふぐ皮の食感を合わせた和え物
ふぐ入り蒲鉾:ふんわりとした食感のかまぼこ
春帆楼だいだいぽん酢:橙(だいだい)をたっぷり使った春帆楼特製のぽん酢
ぽん酢は別添えで、から揚げやふぐ飯にかけると味を変えて楽しめます。味の監修は春帆楼、製造は広島駅弁当が担当しています。
広島駅・新山口駅で販売中、東京駅では10月から販売予定
下関名物 ふく物語 ~下関ふぐ食解禁の歴史を味わう~ 【概要】
価格:1,680円(税込)
販売期間:2027年3月末まで
販売中:広島駅、新山口駅
2026年10月から販売予定:東京駅、全国の百貨店の駅弁大会、各種催事イベント会場
いま確実に買えるのは、山陽新幹線の広島駅と新山口駅です。新山口駅は山口県の新幹線の玄関口のひとつで、山口の旅の始まりや帰りに手に取りやすい場所です。

東京駅でも、10月1日(木)から「駅弁屋 祭」などで取り扱いがあります。ただし、日によっての取り扱い有無や販売開始予定時刻などは、お店に問い合わせてみて下さい。百貨店の駅弁大会でも販売が予定されているので、近くの百貨店の催事情報もチェックしてみましょう。
山口デスティネーションキャンペーンに合わせて登場
この駅弁は、2026年10月1日(木)に始まった大型観光キャンペーン「山口デスティネーションキャンペーン(山口DC)」に合わせて作られました。JRグループと地元が一緒に山口県への旅をPRする企画で、ふぐ食文化の発祥の地とされる春帆楼の味を、旅の相棒として気軽に楽しんでほしいという思いから生まれています。
2026年7月には東京・日本橋三越本店で先行販売され、9月から山陽新幹線の駅での販売が始まりました。
春帆楼とは、伊藤博文とふぐ食解禁の歴史

下関では昔から、縁起をかついでふぐを「ふく(福)」と呼んできました。駅弁の名前が「ふく物語」なのもそのためです。
ふぐは豊臣秀吉による禁止令などで、長く食べることが禁じられていました。流れが変わったのは明治21年(1888年)。初代内閣総理大臣の伊藤博文が春帆楼を訪れてふぐ料理の味に感銘を受けたことがきっかけで、山口県で全国に先がけてふぐ食が解禁されました。春帆楼は同じ年、日本で初めてふぐ料理の公許第1号に認定されています。店名も伊藤博文が名付けたものです。
春帆楼本店は、源平合戦や明治維新の舞台になった関門海峡を見下ろす高台に建っています。1958年と1963年には昭和天皇皇后両陛下が宿泊し、いまも「下関の迎賓館」として親しまれています。
ふぐがおいしくなる冬に向けて、新幹線の車内で下関の歴史ごと味わう1,680円のふぐ尽くし。広島や山口へのおでかけの途中で見かけたら、手に取ってみてはいかがでしょうか。
(画像:オリックス・ホテルマネジメント)
鉄道チャンネル編集部
(旅とおでかけ!鉄道チャンネル)
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