1907(明治40)年、渋谷と玉川の間に、「玉電」の名で親しまれた玉川線が開通してから、ことしで110年。これを記念して東急電鉄は、この玉電をルーツにもつ世田谷線で「玉電開通110周年記念イベント」を実施します。

同イベントの目玉は、世田谷線300系電車に白地に招き猫を描いたラッピング編成。「沿線名所のひとつで、招き猫発祥の地といわれている豪徳寺の協力のもと、豪徳寺の招き猫をデザインした車体ラッピングと、吊革には招き猫型の吊り手、床面にはねこの足跡を施した『玉電110周年記念 幸福の招き猫電車』を運行する」と東急電鉄。

赤・青・黄色系の世田谷線300系電車グループに、9月25日から、白色ベースのラッピング車両が1編成登場します。運行は2018年3月末まで。

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◆玉電と世田谷線の略歴について(東急電鉄)

玉川線は、1907年3月に道玄坂上~三軒茶屋駅間を結ぶ単線として敷設され、同年4月に三軒茶屋~玉川駅間、8月に渋谷~道玄坂上駅間が開通しました。1925年には、玉川線の支線として三軒茶屋~下高井戸駅間が開通し、1969年5月に玉川線が廃止されたことで、三軒茶屋~下高井戸駅間は世田谷線と改称され、現在に至っています。