阪急電鉄が、伊丹空港を直結する新線を検討していると大手新聞・テレビ各社が伝えています。

大阪国際空港(伊丹空港)は、東側が伊丹市、北側が池田市、西側が豊中市にある、3市にまたがる空港。関西国際空港が開港するまでは、大阪の空の玄関口として存在。現在も、東京の羽田と並び、伊丹は大阪の主要空港という位置づけです。

羽田空港への鉄道は、京浜急行電鉄と東京モノレールが乗り入れているうえ、2020東京をみすえJR線などが乗り入れる計画も浮上中。

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伊丹空港への鉄道は、大阪モノレールのみで、公式ホームページなどでは、たとえば梅田からは北大阪急行 千里中央 乗り換えや、阪急宝塚線 蛍池 乗り換えなどを案内しています。

9月1日付けの大手新聞・テレビの報道は、宝塚線の曽根駅と伊丹空港の間、約3キロメートルを地下で結ぶと報じています。

読者やファンなどのなかには「曽根の引上線を転用して岡部駅手前の地上線跡地から地下に潜り、府道99号と阪神高速側道の下を経由するコースか」と予想する人も。このコメントのように、どういうルートをとるか。

東京では、都心直結線構想のように大深度地下を利用する計画があります。もし、この伊丹空港直結線も大深度地下を利用した場合、どこから地下へ入り、どういうルートで伊丹空港へ到達するか。

伊丹空港周辺は宅地化され、地上のほとんどが建物や道路で埋め尽くされていることから、宝塚線の真下を大深度地下レベルで走り、千里川と交差する付近で進路を真西へととり、蛍池南町3丁目交差点の直下を通り、空港ビルの地下に到達するのでは……などなど、妄想はふくらみます。