西九州新幹線「かもめ」デザイン

JR九州は2021年7月28日、西九州新幹線車両のデザインを決定したと発表した。

デザインコンセプトは「九州らしいオンリーワンの車両」で、「九州の経済と文化と人を結び、豊かなコミュニケーションを生む」「『新幹線つばめ』のDNAを持続させ、変化・進化させて『新幹線かもめ』を表現」「西九州から吹く暖かくて優しい風を世界へ届ける」の三点を盛り込んだ。

エクステリアには同社のコーポレートカラーである赤を配色し、シンボルマークやロゴを配置、毛筆書体の「かもめ」も添えた。

シンボルマークと愛称名の毛筆書体

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インテリアで目を引くのは腰掛2席×2席配置の指定席だ。1号車は「菊大柄」、2号車は「獅子柄」、3号車は「唐草」とそれぞれ座席の文様が異なる。一方で腰掛2席×3席配置の自由席(4~6号車)は全ての号車で同じデザインになっている。

1号車「菊大柄」
2号車「獅子柄」
3号車「唐草」

インテリアデザインの色・形・素材は『優しい、明る、楽しい、心地良い、美しい』をテーマにセレクトされており、和洋折衷、クラシックとモダンが組み合わされた懐かしくて新しい空間を表現したという。

自由席1~4号車デザイン
デッキ(3号車)デザイン

座席定員は指定席の1号車が40名、2号車76名、3号車47名。自由席の4、5号車が86名、6号車61名。西九州新幹線は2022年度秋頃の開業を予定している。

鉄道チャンネル編集部
(画像:JR九州)